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中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 経営情報システム 問13

問題

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システム開発の方法論は多様である。システム開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
DevOpsは、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。
   2 .
XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型開発を改善したものである。
   3 .
ウォーターフォール型開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。
   4 .
スクラムは、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。
   5 .
フィーチャ駆動開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和4年度(2022年) 問13 )
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この過去問の解説 (3件)

9

システム開発に関する問題です。

選択肢1. DevOpsは、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。

適切です。DevOpsは、開発を意味するDevelopmentと、運用を意味するOperationsを組み合わせた用語です。

選択肢2. XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型開発を改善したものである。

XP(エクストリームプログラミング)は、ウォーターフォール型開発ではなく、アジャイル型開発です。

ウォーターフォール型は、複数の工程を順番に行い、1つの工程が完了してから次の工程に進むのに対して、アジャイル型では、一気に開発を行い、フィードバックをもとに前の工程に戻ることを前提としています。

選択肢3. ウォーターフォール型開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。

計画、設計、構築を繰り返す方法論は、スパイラルモデルです。

選択肢4. スクラムは、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。

スクラムとは、設計工程とプログラミング工程を往復しながら、ソフトウェアの開発を行う方法論のことで、開発チームの密接な連携が重要です。

選択肢5. フィーチャ駆動開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。

フィーチャ駆動開発とは、機能などを単位として開発工程を組み立てていく反復型の開発手法です。

問題文は、ウォーターフォール型開発のことです。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

開発モデルも頻出論点のため、確実に得点したい問題です。

選択肢1. DevOpsは、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。

正解の選択肢になります。

選択肢2. XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型開発を改善したものである。

エクストリームプログラミング(XP)は、アジャイル開発の1つです。ウォーターフォール型開発とは対極的な位置付けのため、不適切です。

選択肢3. ウォーターフォール型開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。

スパイラルモデルの説明であるため、誤りの選択肢となります。「計画、設計、構築を繰り返す」(螺旋階段=スパイラルのイメージ)という記述で不適切と判断したいです。

選択肢4. スクラムは、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。

スクラムの説明として適切ではないため、誤りの選択肢となります。スクラムは開発チーム内で密接な連携を行います。ラグビーのスクラムをイメージすると良いでしょう。そのため、後半の「高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ」という記述も適切ではありません。

選択肢5. フィーチャ駆動開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。

前半の記述はウォーターフォール型開発であるため、不適切です。なお、後半の記述も不適切です。

1

システム開発の各手法の特徴を問う問題です。

システム開発手法はウォーターフォール型からアジャイル型へと移り変わってきています。

選択肢1. DevOpsは、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。

DevOps(デブオプスと呼びます)はDevelopment(開発)とOperations(運用)を組み合わせた用語です。

開発側と運用側がお互いに協調して開発を進める手法のことで、選択肢の内容は適切な説明になっています。

そのため本選択肢が正解です。

選択肢2. XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型開発を改善したものである。

XP(eXtreme Programing)の中には12のプラクティスがあり、ペアプログラミングもそれに含まれています

しかし、XPが属するアジャイル型開発はウォーターフォール型開発を改善したものではなくて、抜本的に見直した開発手法であるため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. ウォーターフォール型開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。

ウォーターフォール型開発は、開発工程を上流から下流へと一つずつ進めて後戻りはできない開発手法です。

選択肢の内容は、スパイラル型開発の説明になっているため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. スクラムは、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。

スクラムは、少人数のチームに分かれて、スプリントと呼ばれる一定期間ごとに分析、設計、実装、テストの一連の活動を行い機能単位で開発を行います。

ラグビーのスクラムのようにチームが一丸となった開発を行うアジャイル型開発の一つです。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢5. フィーチャ駆動開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。

フィーチャ駆動開発とは、ユーザにとって価値のある小さな機能のかたまり(フィーチャ)を単位として、実際に動作するソフトウェアを短期反復的に開発して完成を目指すアジャイル型開発の一つです。

選択肢の内容はウォーターフォール型開発のことであるため、本選択肢は不正解です。

まとめ

システム開発の手法もよく問われる論点の一つなので対策しておきましょう。

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