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中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 経営情報システム 問21

問題

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情報システムの信頼性や性能を正しく評価することは重要である。情報システムの評価に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

a  可用性とは、高い稼働率を維持できることを意味し、ターンアラウンドタイムで測定する。
b  完全性とは、データが矛盾を起こさずに一貫性を保っていることを意味する。
c  スループットとは、単位時間当たりに処理できる処理件数を意味する。
d  レスポンスタイムとは、システムに処理要求を送ってから結果の出力が終了するまでの時間を意味する。
e  RASISとは、可用性・完全性・機密性の3つを指している。
   1 .
aとd
   2 .
aとe
   3 .
bとc
   4 .
bとd
   5 .
cとe
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和4年度(2022年) 問21 )
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この過去問の解説 (3件)

10

頻出論点のため、確実に得点できるようにしましょう。

選択肢1. aとd

aの可用性は、稼働率で測定します。

dのレスポンスタイムは、コンピュータの処理時間のみを意味します。処理時間の前後のデータ出入力時間はカウントしません。したがって、dはターンアラウンドタイムの記述になります。

選択肢2. aとe

aの可用性は、稼働率で測定します。

eのRASISは、信頼性(R:Reliability)、可用性 (A:Availability)、保守性(S:Serviceability)、完全性(I:Integrity)、安全性(S:Security) の5つを指しています。内容まで覚えていなくても、RASISとアルファベット5つなので、ここで違和感を持ちたいところです。

選択肢3. bとc

正解の選択肢となります。

選択肢4. bとd

dのレスポンスタイムは、コンピュータの処理時間のみを意味します。処理時間の前後のデータ出入力時間はカウントしません。したがって、dはターンアラウンドタイムの記述になります。

選択肢5. cとe

eのRASISは、信頼性(R:Reliability)、可用性 (A:Availability)、保守性(S:Serviceability)、完全性(I:Integrity)、安全性(S:Security) の5つを指しています。内容まで覚えていなくても、RASISとアルファベット5つなので、ここで違和感を持ちたいところです。

まとめ

※補足

ターンアラウンドタイムとレスポンスタイムの違いについて、英単語を含めた私の理解の方法を提示します。

ターンアラウンド…行って戻る→データ出入力時間を含む

レスポンス…反応する→コンピュータが処理にかかった時間のみ、データ出入力時間は含まない

上記の前提として、①指示を出す(データ入力)→②コンピュータ処理→③結果を表示(データ出力)という流れを理解していることが必要になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

a.可用性とは、必要な時に確実に情報にアクセスできることで、稼働率で測ります。ターンアラウンドタイムとは、システムに処理要求を送ってから結果の出力が終了するまでの時間のことです。

b.適切です。

c.適切です。

d.レスポンスタイムとは、システムに処理要求を出し終えた時点から、その応答が始まるまでの時間です。

e.RASISが、コンピュータシステムに関する評価指標のことで、「信頼性」「可用性」「保守性」「保全性」「安全性」の5項目で成り立っています。

選択肢1. aとd

上記説明より、a、dともに不適切です。

選択肢2. aとe

上記説明より、a、eともに不適切です。

選択肢3. bとc

正解です。

選択肢4. bとd

上記説明より、dは不適切です。

選択肢5. cとe

上記説明より、eは不適切です。

1

情報システムの評価に関する知識を問う問題です。

各選択肢をそれぞれ解説します。

a:ターンアラウンドタイムとは、システムに処理要求を送ってから、その結果の出力が終了するまでの時間のことです。

可用性を測定するには、一定時間のうち、システムが稼働可能な時間の割合を表している稼働率で計測することが多いため、本選択肢は誤っています。

b:完全性の説明として適切であるため、本選択肢は正しいです。

c:スループットの説明として適切であるため、本選択肢は正しいです。

d:選択肢の内容はターンアラウンドタイムの説明です。

レスポンスタイムは、システムに処理要求を送ってから、反応を返すまでの時間のことであるため、本選択肢は誤っています。

e:RASISとは以下の5個の項目の頭文字をつなげたものです。

Reliability(信頼性):故障しにくいこと

Availability(可用性):高い稼働率が維持できること

Serviceability(保守性):障害を起こした際に早期に復旧できること

Integrity(保全性):データが矛盾を起こさずに一貫性を保持していること

Security(安全性):高い機密性を保有できること

そのため本選択肢は誤っています。

正しい選択肢の組み合わせは、 bとc です。

選択肢1. aとd

本選択肢は不正解です。

選択肢2. aとe

本選択肢は不正解です。

選択肢3. bとc

本選択肢が正解です。

選択肢4. bとd

本選択肢は不正解です。

選択肢5. cとe

本選択肢は不正解です。

まとめ

稼働率を具体的に計算する問題も出題されることがあります。

参考までに計算式は、MTBF/(MTBF+MTTR)です。

MTBFは、システムの故障の間隔のことでこの間隔が長いほどシステムの信頼性が高いと評価されます。平均故障間隔と呼ばれます。

MTTRは、システムの故障を修復するのに要する時間のことです。この時間が短いほど故障のために停止している時間が短いことになります。平均修復時間とも呼ばれます。

上記の式や用語を知っていれば正答できる問題のため対策しておきましょう。

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