中小企業診断士の過去問 令和4年度(2022年) 経営情報システム 問25
この過去問の解説 (3件)
ブロックチェーン技術とは、仮想通貨などに用いられている、情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、暗号技術を用いて取引記録を分散的に処理・記録する技術のことを指します。
正解です。
NFTは、非代替性トークンと訳されるもので、ブロックチェーンの技術を用いて管理しているものです。
「非代替性」の名前の通り、代替することができないため、唯一性を証明できるものです。
また、NFTでは、デジタルデータであっても真正性を証明することができます。
PoWは、ネットワーク全体で合意形成を行い成り立っているため、承認権限を持つ人のコンセンサスで決まるのではありません。
スマート・コントラクトとは、「特定の条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」といった、契約履行管理の自動化のことを指し、暗号資産の取引以外でも使用されます。
コンソーシアム型とプライベート型では、中央管理者を置いています。
ナンス値ではなく、ハッシュ値を保持することで連続性が確保されています。
ブロックチェーン技術はニュースでも取り上げられる機会があることから、ある程度のイメージを持っておきたいところです。
正解の選択肢となります。
PoWとは、ビットコインを初めとした暗号資産(仮想通貨)の取引や送金データを正しくブロックチェーン(block chain)につなぐための仕組みです。(出所:https://bitcoin.dmm.com/)
したがって、合意形成メカニズムを意味するものではなく、不適切です。
スマートコントラクトは、暗号資産の取引に限定して利用されるわけではありません。したがって、不適切です。
コンソーシアム型とプライベート型には管理者が存在するため、不適切です。
なお、選択肢を絞り込むコツとして、「いずれも~することはない」といった完全否定する記述は、本科目に限らず誤りの選択肢である傾向があります(完全に断言できるわけではありません)。そのため、この選択肢のような記述に違和感を持つことができれば、選択肢を絞り込み易くなります。
ナンス値ではなく、ハッシュ値が正しいです。したがって、不適切です。
ブロックチェーンとはネットワーク上の各端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録する技術のことです。
ビットコインなどの暗号資産の取引の基盤となっている技術として知られています。
各選択肢をそれぞれ解説します。
代替不可能なトークンのことを非代替性トークンと呼称します。
非代替性トークンは偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータで、暗号資産と同様にブロックチェーン上で発行・取引されます。
従来はデジタルデータは複製や改ざんが容易でしたが、ブロックチェーンの効果によりデジタルデータの唯一性・真正性を証明できるようにした技術がNFTです。
本選択肢はNFTの説明として適切なため、本選択肢が正解です。
ブロックチェーン上に上位の管理者というものは存在しないため、トランザクション(取引情報)の追加の合意形成には世界中の誰もが参加できます。
そのため本選択肢は不正解です。
選択肢の内容はブロックについての説明です。
スマートコントラクトは、特定の条件を満たした場合に、事前に取り決めた契約が自動的に実行されるというような契約の自動化を意味しています。
そのため本選択肢は不正解です。
ブロックチェーンは中央管理者を置かないため、パブリック型しか存在しません。
そのため本選択肢は不正解です。
ブロックチェーンの連続性を保証しているのはナンス値ではなく、追加した取引履歴に前のブロックのハッシュ値が格納されているため、そのハッシュ値の照合することで連続性を保っています。
そのため本選択肢は不正解です。
注目を集めている技術は論点になる可能性が高いため、日頃から情報収集するよう心がけておきましょう。
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