中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
中小企業経営・中小企業政策 問2
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和4年度(2022年) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」に基づき、製造業、卸売業、小売業について、業種ごとの企業数全体に占める企業規模別の割合(企業数割合)を比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ここで企業数は会社数と個人事業者数の合計とする。また、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとし、中規模企業とは小規模企業以外の中小企業を指すものとする。
なお、ここで企業数は会社数と個人事業者数の合計とする。また、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとし、中規模企業とは小規模企業以外の中小企業を指すものとする。
- 小規模企業数割合は卸売業が最も高く、中規模企業数割合は製造業が最も高い。
- 小規模企業数割合は小売業が最も高く、中規模企業数割合は卸売業が最も高い。
- 小規模企業数割合は小売業が最も高く、中規模企業数割合は製造業が最も高い。
- 小規模企業数割合は製造業が最も高く、中規模企業数割合は卸売業が最も高い。
- 小規模企業数割合は製造業が最も高く、中規模企業数割合は小売業が最も高い。
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この過去問の解説 (3件)
01
中小企業白書2021第1部(Ⅰ-122ページ)に記載があります。白書の説明文にも、「いずれの業種においても我が国の企業のほとんどが中小企業であることが分かる」という記載しかなく、暗記するしかありません。
覚え方のコツとしては、次のようなものを提案します。(あくまで、問題に正解するためのイメージであると割り切って下さい)
製造業の小規模企業数割合が最も高いのは、高齢化しているものの町工場がまだまだ多く残っているから。一方の小売業は、商店街がシャッター通りになっているところが多いので数は減少している。
卸売業が中規模企業数割合で最も高いのは、メーカー・小売業間の仲介業務や物流機能を担っているため、社内の部署数や人員がある程度の規模がないとできない。そのため、小規模の卸売業の数は少ない。
小規模企業数割合が最も高いのは製造業で、中規模企業数割合が最も高いのは卸売業であるため、不適切です。
中規模企業数割合が最も高いのは卸売業ですが、小規模企業数割合が最も高いのは製造業であるため、不適切です。
小規模企業数割合が最も高いのは製造業で、中規模企業数割合が最も高いのは卸売業であるため、不適切です。
正解の選択肢となります。
小規模企業数割合が最も高いのは製造業ですが、中規模企業数割合が最も高いのは卸売業であるため、不適切です。
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02
総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」によると、
小規模企業数割合は、製造業:85.7%、卸売業:69.9%、小売業:81.9%です。
中規模企業数割合は、製造業:13.8%、卸売業:29.4%、小売業:17.6%です。
よって、小規模企業数割合は製造業が最も高く、中規模企業数割合は卸売業が最も高いです。
上記の説明通り、小規模企業数割合は製造業が最も高く、中規模企業数割合は卸売業が最も高いです。
上記の説明通り、小規模企業数割合は製造業が最も高いです
上記の説明通り、小規模企業数割合は製造業が最も高く、中規模企業数割合は卸売業が最も高いです。
正解です。
上記の説明通り、中規模企業数割合は卸売業が最も高いです。
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03
2021年中小企業白書の第1-2-1図に業種別・企業規模別の内訳が図示されています。
小規模企業で最も割合が高いのは、その他の92.2%ですが、本問で問われている業種の中では、85.7%の割合を占める製造業が最も企業数が多いことになります。
中規模企業では29.4%の卸売業が最も割合が高いです。
小規模企業における卸売業の割合は69.9%で、中規模企業の製造業の割合は13.8%で、どちらも最も低いため、本選択肢は不正解です。
小規模企業における小売業の割合は81.9%で、中規模企業における卸売業の割合は29.4%です。
どちらも最も高くないため、本選択肢は不正解です。
中規模企業における製造業の割合は13.8%であり、最も低いため本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
製造業の小規模企業数割合は最も高いのですが、中規模企業における小売業の割合は最も高くはないため、本選択肢は不正解です。
本図を一見すると我が国のほとんどの企業が中小企業であることが読み取れます。
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