中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
中小企業経営・中小企業政策 問5
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和4年度(2022年) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
従業員一人当たり付加価値額(労働生産性)には、企業規模間での格差の存在が指摘される。
財務省「令和元年度法人企業統計調査年報」に基づき、業種別に大企業と中小企業の労働生産性の格差を次のa~cについて見た場合、大きいものから小さいものへと並べた組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、ここで労働生産性の格差は、中小企業に対する大企業の労働生産性(中央値)の倍率で見るものとする。また、大企業は資本金10億円以上の企業、中小企業は資本金1億円未満の企業とする。
a:小売業
b:宿泊業・飲食サービス業
c:製造業
財務省「令和元年度法人企業統計調査年報」に基づき、業種別に大企業と中小企業の労働生産性の格差を次のa~cについて見た場合、大きいものから小さいものへと並べた組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、ここで労働生産性の格差は、中小企業に対する大企業の労働生産性(中央値)の倍率で見るものとする。また、大企業は資本金10億円以上の企業、中小企業は資本金1億円未満の企業とする。
a:小売業
b:宿泊業・飲食サービス業
c:製造業
- a:小売業 b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業
- a:小売業 c:製造業 b:宿泊業・飲食サービス業
- b:宿泊業・飲食サービス業 a:小売業 c:製造業
- b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業
- c:製造業 a:小売業 b:宿泊業・飲食サービス業
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この過去問の解説 (3件)
01
財務省「令和元年度法人企業統計調査年報」によると、中小企業に対する大企業の労働生産性(中央値)の倍率は、
小売業:1.4倍
宿泊業・飲食サービス業:2.1倍
製造業:1.8倍
です。
そのため、格差の大きい順に並べ替えると、
宿泊業・飲食サービス業→製造業→小売業となります。
上記説明の通り、b:宿泊業・飲食サービス業、c:製造業、a:小売業となります。
上記説明の通り、b:宿泊業・飲食サービス業、c:製造業、a:小売業となります。
上記説明の通り、b:宿泊業・飲食サービス業、c:製造業、a:小売業となります。
正解です。
上記説明の通り、b:宿泊業・飲食サービス業、c:製造業、a:小売業となります。
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02
中小企業白書2021第1部(Ⅰ-138ページ)に記載があります。なお、従業員一人当たり付加価値額(労働生産性)とは、付加価値額÷従業員数で求めます。
「大企業と中小企業の労働生産性の格差」という問題設定であるため、白書の該当ページの図を覚えていたかどうかが正誤の分かれ目になりそうです。なお、小売業(チェーン展開している大手食品スーパー)での勤務経験上、大手企業でも小売業は薄利多売で人海戦術に依存したオペレーションを行っているため、消費者目線でも小売業が大企業と中小企業の労働生産性の格差が小さいというのはイメージし易いのではないかと思われます。
大企業と中小企業の労働生産性の格差を業種別に大きいものから小さいものへと並べた組み合わせは、
b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業
となるため、不適切です。
大企業と中小企業の労働生産性の格差を業種別に大きいものから小さいものへと並べた組み合わせは、
b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業
となるため、不適切です。
大企業と中小企業の労働生産性の格差を業種別に大きいものから小さいものへと並べた組み合わせは、
b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業
となるため、不適切です。
正解の選択肢となります。
大企業と中小企業の労働生産性の格差を業種別に大きいものから小さいものへと並べた組み合わせは、
b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業
となるため、不適切です。
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03
2021年中小企業白書の第1-2-15図に労働生産性の規模間格差の倍率がまとめられています。
本問で問われている、小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業の格差をそれぞれ確認します。
最も格差が大きいのは宿泊業・飲食サービス業で、次いで大きいのが製造業です。
正しい並べ方は、 b:宿泊業・飲食サービス業 c:製造業 a:小売業 となります。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
労働生産性の規模間格差を差分で分析すると、最も格差が大きい業種は建設業です。
宿泊業・飲食サービス業や小売業の格差はとても小さいものになります。
これは大企業も含めた業種全体での労働生産性がそもそも低いので、企業規模間の格差も小さいものになると考えられています。
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