中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
中小企業経営・中小企業政策 問10
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和4年度(2022年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、2013年から2020年の期間について、企業規模別にソフトウェア投資比率の推移を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ソフトウェア投資比率は、ソフトウェア投資額を設備投資額で除して算出する。ソフトウェア投資とは、コンピュータ・ソフトウェアに対する投資額のうち、無形固定資産に計上されているものを指す。
また、ここで大企業とは資本金10億円以上、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業をいう。
なお、ソフトウェア投資比率は、ソフトウェア投資額を設備投資額で除して算出する。ソフトウェア投資とは、コンピュータ・ソフトウェアに対する投資額のうち、無形固定資産に計上されているものを指す。
また、ここで大企業とは資本金10億円以上、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業をいう。
- 大企業は低下から横ばい傾向で推移しているが、中小企業は横ばいから上昇傾向で推移している。
- 大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移している。
- 大企業、中小企業とも上昇傾向で推移している。
- 大企業、中小企業とも低下から横ばい傾向で推移している。
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この過去問の解説 (3件)
01
財務省「法人企業統計調査季報」によると、企業規模別にソフトウェア投資比率は、大企業が2013年に10%弱でしたが、2020年には12%程度に微増しています。一方で、中小企業は、2013年から2020年まで5%程度で横ばいで推移しています。
よって、大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移しています。
上記説明より、「大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移している。」となります。
正解です。
上記説明より、「大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移している。」となります。
上記説明より、「大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移している。」となります。
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02
中小企業白書2021第1部(Ⅰ-23ページ)に記載があります。
解答のコツとしては、ソフトウェア投資が下がるということは考えにくいというイメージを持って頂くことだと思います。※Ⅰ-23ページをご覧頂くと、実際には下がっている時期もあります。選択肢の絞り込みの判断基準という意味であるとご理解下さい。
中小企業といえども、コンピュータを一切利用しないで経営活動を行っている企業は、全体で見ればかなり少数だと思われます。そのため、「低下」という記述がある選択肢に違和感を持つことができれば、選択肢を絞り込むことができます。
続いて、上昇傾向と横ばい傾向の判断ですが、ソフトウェアに対する一般的な投資余力のイメージがあれば対応可能と思われます。投資余力に余裕のある大企業ではソフトウェア投資は上昇傾向となり、投資余力に乏しい中小企業では横ばい傾向になりやすいといえます。
以上から、「大企業は横ばいから上昇傾向、中小企業は横ばい傾向」の選択肢が正解となります。
大企業は横ばいから上昇傾向、中小企業は横ばい傾向であるため、不適切です。
正解の選択肢となります。
大企業は横ばいから上昇傾向、中小企業は横ばい傾向であるため、不適切です。
大企業は横ばいから上昇傾向、中小企業は横ばい傾向であるため、不適切です。
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03
2021年中小企業白書の第1-1-25図に企業別ソフトウェア投資比率の推移が図示されています。
図の内容から選択肢を選ぶと、 大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているが、中小企業は横ばい傾向で推移している となります。
同図のことを知らなくても、昨今においてソフトウェア投資が低下することは考えにくく、大企業は設備投資を行う余力があるため投資が低下することは同じく考えにくいという点から、選択肢を絞っていくことは可能でした。
大企業は横ばいから上昇傾向で推移しているため、本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
大企業は横ばいから上昇傾向で推移して、中小企業は横ばい傾向で推移しているため、本選択肢は不正解です。
大企業は横ばいから上昇傾向で推移して、中小企業は横ばい傾向で推移しているため、本選択肢は不正解です。
中小企業は設備投資総額が落ち込んでいる中で、ソフトウェア投資は横ばいを維持しているため、実質には中小企業のソフトウェア投資は増加していると分析されています。
ソフトウェア投資はそれだけ重要視されているということです。
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