中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
財務・会計 問15
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和5年度(2023年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
Z社の期首自己資本は3,000万円である。また、ROEは5%、配当性向は40%、発行済株式数は20万株である。Z社の当期の1株当たり配当として、最も適切なものはどれか。ただし、本問において、ROEは当期純利益を期首自己資本で除した値とする。
- 2円
- 3円
- 4円
- 5円
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この過去問の解説 (2件)
01
1株当たり配当を求める計算式を確認します。
1株当たり配当 = 配当金総額 ÷ 発行済株式総数
発行済株式総数は問題文で与えられているため、配当金総額を割り出せば良いことになります。
1.ROEが5%で期首自己資本は3,000万円、そしてROEは当期純利益を期首自己資本で除した値とするという条件のため、当期純利益を以下のように計算することができます。
当期純利益 = 3,000万円 x 5% = 150万円
2.問題文にて配当性向は40%と与えられていて、当期純利益は150万円と判明したため配当金総額が計算できます。
配当金総額 = 150万円 x 40% = 60万円
3.1株当たり配当を計算します。
1株当たり配当 = 60万円 ÷ 20万株 = 3円
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
複数の指標を用いて数値を計算する問題でしたが、基礎的な知識で対応できる問題でした。
本問のような問題は、確実に得点できるように計算練習もして対策をしておきましょう。
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02
ROE(Return on Equity)は、企業の収益性を測る指標で、ROE=当期純利益 ÷ 期首自己資本と表されます。配当性向は、当期の配当額を当期純利益で割ったもので、配当性向=配当 ÷ 当期純利益です。
まず、ROEは5%とされており、ROE=当期純利益 ÷ 期首自己資本ですから、当期純利益は3,000万円 × 5%=150万円となります。
次に、配当性向が40%とされているので、配当は当期純利益 × 配当性向=150万円 × 40%=60万円となります。
最後に、発行済株式数が20万株であるので、1株当たりの配当額は60万円 ÷ 20万株=3円となります。
したがって、正解は「3円」です。
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