中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問38
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ASNを用いた入荷検品は、荷受側が事前に受信した入荷予定商品の情報と入荷した商品を照合することで完了する。
- トラック予約受付システムは、荷送側の物流センターで配車業務の効率化のために導入されるシステムである。
- マテハン機器のうち、DPS(Digital Picking System)は種まき方式ピッキングで利用され、DAS(Digital Assorting System)は摘み取り方式ピッキングで利用される機器である。
- ロールボックスパレットを利用した運搬には、フォークリフトが必要である。
- ロケーション管理の方法の1つであるフリーロケーション管理は、入庫の都度、空いている場所に商品を格納し、保管する商品とその場所を紐づけずに管理する方法である。
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この過去問の解説 (2件)
01
物流センターの運営に関する問題です。
正解の選択肢となります。
本選択肢は、「配車計画システム」の記述になります。
DPS(Digital Picking System)は摘み取り方式ピッキングで利用され、DAS(Digital Assorting System)は種まき方式ピッキングで利用される機器です。
本選択肢は、お互いの記述を入れ替える典型的な引っ掛け問題となっています。
お互いの記述を入れ替えるだけで間違いの選択肢を作ることができるので、よく用いられる手法です。
ロールボックスパレットを利用した運搬には、フォークリフトが不要です。
ロールボックスパレットには車輪が付いており、両手でロールボックスパレットを持って運搬します。
ロケーション管理の方法の1つであるフリーロケーション管理は、入庫の都度、空いている場所に商品を格納し、保管する商品とその場所を紐づけて管理する方法です。
保管する商品とその場所を紐づけないと、何をどこに保管したのかが分からなくなります。
フリーロケーション管理であれ、固定ロケーション管理であれ、保管する商品とその場所は必ず紐づけます。
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02
物流センター運営についての知識を問う問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
ASNとは事前出荷明細通知のことです。
出荷元から荷物の到着以前に送信されてくるデータで、荷受側は受信したASNと到着した荷物の内容を照合して入荷検品できるシステムです。
選択肢の内容は説明として適切なため、本選択肢が正解です。
トラック予約受付システムとは、運転者などが倉庫への到着時刻を事前に予約するシステムのことです。
荷送側の配車業務の効率化のために導入するシステムではないため、本選択肢は不正解です。
DPS(Digital Picking System)は摘み取り方式ピッキングで利用して、DAS(Digital Assorting System)は種まき方式ピッキングで利用するため、本選択肢は不正解です。
ロールボックスパレットの運搬にフォークリフトは必要ではないため、本選択肢は不正解です。
保管する商品とその場所を紐づけて管理する方法であるため、本選択肢は不正解です。
物流センターについても出題されることが多い論点であるため、本問で問われたような内容も正解できるように対策しておきましょう。
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