中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問43

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

平成30年に食品衛生法が改正され、令和3年6月1日から、原則すべての食品等事業者は「HACCPに沿った衛生管理」を行うことが義務化されている。
HACCPでは、その導入に対して12の手順が定められており、そのうちの7つは、7原則と呼ばれている。この7原則に含まれている手順として、最も適切なものはどれか。
  • HACCPのチーム編成
  • 製造工程一覧図の現場確認
  • 製造工程一覧図の作成
  • 製品説明書の作成
  • モニタリング方法の設定

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この過去問の解説 (2件)

01

HACCPに関する問題です。

公益社団法人日本食品衛生協会の「HACCP(HACCP導入のための7原則12手順)」から引用して解説します(https://www.n-shokuei.jp/eisei/haccp_sec05.html)。

HACCP導入のための7原則12手順によると、「モニタリング方法の設定」が手順9(原則4)に明記されています。

選択肢1. HACCPのチーム編成

7原則には含まれていません

選択肢2. 製造工程一覧図の現場確認

7原則には含まれていません

選択肢3. 製造工程一覧図の作成

7原則には含まれていません

選択肢4. 製品説明書の作成

7原則には含まれていません

選択肢5. モニタリング方法の設定

正解の選択肢となります。

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02

HACCPとは、Hazarad Analysis Critical Control Pointの略称です。

食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入などの危害要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去または低減させるために特に重要な工程を管理して、製品の安全性を確保する衛生管理手法のことです。

 

本問で問われている12の手順と7原則は、公益社団法人日本食品衛生協会のホームページにまとめられているので参考にしてください。

https://kakomonn.com/chushoks/questions/73486

 

各選択肢をそれぞれ解説します。

選択肢1. HACCPのチーム編成

12の手順の一つではありますが、7原則には該当しません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. 製造工程一覧図の現場確認

12の手順の一つではありますが、7原則には該当しません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢3. 製造工程一覧図の作成

12の手順の一つではありますが、7原則には該当しません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢4. 製品説明書の作成

12の手順の一つではありますが、7原則には該当しません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢5. モニタリング方法の設定

本選択肢が正解です。

まとめ

HACCPには、業界団体や民間審査機関などによる認証制度がありますが、第三者認証の取得は義務ではありません。

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