中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問24
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
中小企業基本法は、中小企業施策について、基本理念・基本方針などを定めるとともに、国及び地方公共団体の責務などを規定することにより、中小企業施策を総合的に推進し、国民経済の健全な発展及び国民生活の向上を図ることを目的としている。
以下の記述の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
この法律においては、「小規模企業」が有する意義も示されている。具体的には、( A )に寄与するとともに、( B )に寄与するという2つの重要な意義を、小規模企業は有しているとされている。
中小企業基本法は、中小企業施策について、基本理念・基本方針などを定めるとともに、国及び地方公共団体の責務などを規定することにより、中小企業施策を総合的に推進し、国民経済の健全な発展及び国民生活の向上を図ることを目的としている。
以下の記述の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
この法律においては、「小規模企業」が有する意義も示されている。具体的には、( A )に寄与するとともに、( B )に寄与するという2つの重要な意義を、小規模企業は有しているとされている。
- A:高齢化、過疎化、環境問題など地域社会が抱える課題の解決 B:雇用の大部分を支え、暮らしに潤いを与えること
- A:高齢化、過疎化、環境問題など地域社会が抱える課題の解決 B:将来における我が国の経済及び社会の発展
- A:地域における経済の安定並びに地域住民の生活の向上及び交流の促進 B:雇用の大部分を支え、暮らしに潤いを与えること
- A:地域における経済の安定並びに地域住民の生活の向上及び交流の促進 B:将来における我が国の経済及び社会の発展
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
中小企業基本法における、小規模企業が有する意義に関する問題です。
過去問題でも出題履歴があり、その部分が空欄Aで問われています。
以下、中小企業基本法第三条2項からの引用となります。
(基本理念)
第三条
2 中小企業の多様で活力ある成長発展に当たつては、小規模企業が、地域の特色を生かした事業活動を行い、就業の機会を提供するなどして地域における経済の安定並びに地域住民の生活の向上及び交流の促進に寄与するとともに、創造的な事業活動を行い、新たな産業を創出するなどして将来における我が国の経済及び社会の発展に寄与するという重要な意義を有するものであることに鑑み、独立した小規模企業者の自主的な努力が助長されることを旨としてこれらの事業活動に資する事業環境が整備されることにより、小規模企業の活力が最大限に発揮されなければならない。
A・Bいずれも不適切です。
Aが不適切です。
Bが不適切です。
正解の選択肢となります。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
02
正解は、「A:地域における経済の安定並びに地域住民の生活の向上及び交流の促進 B:将来における我が国の経済及び社会の発展」です。
【基礎知識】
正気の企業の意義についての理解を問う問題です。
定義や意義などは頻出事項になりますので、抑えるようにしましょう。
中小企業基本法では、第3条にて以下のように定めています。
中小企業の多様で活力ある成長発展に当たつては、小規模企業が、地域の特色を生かした事業活動を行い、就業の機会を提供するなどして地域における経済の安定並びに地域住民の生活の向上及び交流の促進に寄与するとともに、創造的な事業活動を行い、新たな産業を創出するなどして将来における我が国の経済及び社会の発展に寄与するという重要な意義を有するものであることに鑑み、独立した小規模企業者の自主的な努力が助長されることを旨としてこれらの事業活動に資する事業環境が整備されることにより、小規模企業の活力が最大限に発揮されなければならない。
つまり、以下のとおりです。
【小規模企業の意義】
・地域の特色を生かした事業活動⇒就業機会の提供⇒地域、経済の安定、地域住民の生活向上・交流促進
・創造的事業活動⇒新たな産業創出⇒経済・社会の発展への寄与
誤り。
A:高齢化、過疎化、環境問題は小規模事業者が外部環境の変化として直面している課題であって、このため、小規模事業者へのバックアップが必要という根拠になっています。
B:経済の安定等へ寄与するために小規模事業者に求められている役割の内容です。この結果、経済安定、地域住民への貢献を実現することへの寄与を求められています。
誤り。
A:高齢化、過疎化、環境問題は小規模事業者が外部環境の変化として直面している課題であって、このため、小規模事業者へのバックアップが必要という根拠になっています。
B:正しいです。
誤り。
A:正しいです。
B:経済の安定等へ寄与するために小規模事業者に求められている役割の内容です。この結果、経済安定、地域住民への貢献を実現することへの寄与を求められています。
正しい。記載の通りです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問23)へ
令和5年度(2023年)問題一覧
次の問題(問25)へ