中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問34

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

先端設備等導入計画に係る固定資産税の特例は、(   )により先端設備等導入計画の認定を受けた中小企業の設備投資を支援するものである。
認定を受けた中小企業の設備投資に対して、地方税法における償却資産に係る固定資産税の特例などを講じる。
対象となるのは、一定期間内に労働生産性を一定程度向上させるため、先端設備などを導入する計画を策定し、新たに導入する設備などが存在する(   )の「導入促進基本計画」などに基づき認定を受けた中小企業者である。

この制度において、文中の下線部で示した労働生産性は、どのように計算するか。最も適切なものを選べ。
  • (売上高-外部購入費)÷労働投入量
  • (営業利益+人件費+減価償却費)÷労働投入量
  • (経常利益+人件費)÷労働投入量
  • 生産量÷労働投入量

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この過去問の解説 (2件)

01

労働生産性の算出方法に関する問題です。

経営力向上計画でも労働生産性が要件とされていますので、本問は是非とも正解したいところです。

選択肢1. (売上高-外部購入費)÷労働投入量

不適切な選択肢です。

選択肢2. (営業利益+人件費+減価償却費)÷労働投入量

正解の選択肢となります。

選択肢3. (経常利益+人件費)÷労働投入量

不適切な選択肢です。

選択肢4. 生産量÷労働投入量

不適切な選択肢です。

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02

正解は、「(営業利益+人件費+減価償却費)÷労働投入量」です。

 

【基礎知識】

先端設備等導入計画についての問題です。

 

当計画は市町村に承認されることで、税制・金融両面から支援を受けることができます。

計画には以下を織り込む必要があります。

 

「①一定期間内に、②労働生産性を、③一定程度向上させるため、 先端設備等を導入する計画を策定」

 

①一定期間:3年間、4年間または5年間 ※市町村が導入促進基本計画で定めた期間

 

②労働生産性:算出式は、(営業利益+人件費+減価償却費)÷労働投入量

※労働投入量=労働者数 又は 労働者数×1人当たり年間就業時間

 

③一定程度:基準年度比で労働生産性が年平均3%以上向上する

 

【選択肢評価】

当計画における労働生産性は以下の通りです。

(営業利益+人件費+減価償却費)÷労働投入量

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