中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問39
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
以下は、事業承継について検討を進めているX氏(印刷業経営者、従業員30名) と中小企業診断士Y氏との会話である。
この会話を読んで、下記の設問に答えよ。
X氏:「事業承継を円滑化するための税制措置について知りたいのですが、教えていただけますか。」
Y氏:「法人版事業承継税制があります。この制度は事業承継円滑化のための税制措置で、中小企業・小規模事業者の非上場株式などに係る相続税・贈与税が納税猶予・免除されるものです。平成30年4月1日に、法人版事業承継税制の特例措置が創設されました。」
X氏:「特例措置ですか。具体的には、どのような措置なのでしょうか。」
Y氏:「平成30年4月1日から令和6年3月31日までの6年以内に、経営承継円滑化法に基づく「( )」を都道府県知事に提出したうえで、平成30年1月1日から令和9年12月31日までの10年間に行われた非上場株式の贈与・相続が対象となります。従前の措置も一般措置として存在していますが、特例措置については一般措置と比べて大きく優遇される内容が拡充されています。詳しくは、国税局または税務署の税務相談窓口などにお問い合わせください。」
会話の中の空欄に入る計画として、最も適切なものはどれか。
この会話を読んで、下記の設問に答えよ。
X氏:「事業承継を円滑化するための税制措置について知りたいのですが、教えていただけますか。」
Y氏:「法人版事業承継税制があります。この制度は事業承継円滑化のための税制措置で、中小企業・小規模事業者の非上場株式などに係る相続税・贈与税が納税猶予・免除されるものです。平成30年4月1日に、法人版事業承継税制の特例措置が創設されました。」
X氏:「特例措置ですか。具体的には、どのような措置なのでしょうか。」
Y氏:「平成30年4月1日から令和6年3月31日までの6年以内に、経営承継円滑化法に基づく「( )」を都道府県知事に提出したうえで、平成30年1月1日から令和9年12月31日までの10年間に行われた非上場株式の贈与・相続が対象となります。従前の措置も一般措置として存在していますが、特例措置については一般措置と比べて大きく優遇される内容が拡充されています。詳しくは、国税局または税務署の税務相談窓口などにお問い合わせください。」
会話の中の空欄に入る計画として、最も適切なものはどれか。
- 活性化計画
- 経営改善計画
- 経営発達支援計画
- 特例承継計画
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この過去問の解説 (2件)
01
法人版事業承継税制に関する問題です。
事業承継に関連する頻出論点であり、確実に正答しなければいけません。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
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02
正解は、「特例承継計画」です。
【基礎知識】
事業承継税制の問題です。
中小企業の円滑な事業承継を後押しするために、株式の贈与等における相続税、贈与税の納付猶予、免除等の制度があります。2025年度末まで延長されています。
制度利用に際しては、以下に留意することが必要です。
①都道府県に対して、事前に特例承継計画の提出が必要
※2018年4⽉1⽇から2026年3⽉31⽇までに特例承継計画を都道府県庁に提出し、確認を受ける必要あり
②10年間限定の措置(平成30年1月1日~令和9年12月31日)
誤り。活性化計画は農山漁村活性化法に基づく計画で農山漁村の活性化を目指すものです。
誤り。経営改善計画は今後数年間の予想損益計算書を作ることで、専門家からの策定支援に対し、補助があります。
誤り。小規模事業者の経営発達のために、商工会または商工会議所が小規模事業者の経営戦略に踏み込んだ支援を実施する「経営発達支援計画」を経済産業大臣が認定する仕組みです。
正しい。記載の通りです。
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