中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
財務・会計 問7
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和5年度 再試験(2023年) 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
C社は、定時株主総会において、繰越利益剰余金から4,000千円、その他資本剰余金から1,000千円の配当を行うことを決議した。なお、配当を行う前の資本金は22,000千円、資本準備金は1,000千円、利益準備金は1,500千円であった。
このとき、積み立てるべき法定準備金として、最も適切なものはどれか。
このとき、積み立てるべき法定準備金として、最も適切なものはどれか。
- 資本準備金:100千円 利益準備金:150千円
- 資本準備金:100千円 利益準備金:400千円
- 利益準備金:400千円
- 利益準備金:500千円
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、法定準備金(資本準備金および利益準備金)の積立金額を計算することが求められています。法定準備金は、配当やその他資本剰余金の減少に伴って、会社が一定の割合を積み立てることが法律で義務付けられています。問題では、繰越利益剰余金とその他資本剰余金からの配当が行われるため、それに応じた法定準備金の積立額を計算します。
法定準備金の積立割合
法定準備金には、資本準備金と利益準備金があります。通常、以下の割合で積み立てが行われます:
資本準備金:その他資本剰余金からの配当に対して、1/10を積み立てる必要があります。
利益準備金:繰越利益剰余金からの配当に対して、1/10を積み立てる必要があります。
資本準備金の計算
その他資本剰余金からの配当は1,000千円です。これに対する資本準備金の積立額は、1,000千円 × 1/10 = 100千円です。
利益準備金の計算
繰越利益剰余金からの配当は4,000千円です。これに対する利益準備金の積立額は、4,000千円 × 1/10 = 400千円です。
利益準備金の上限規定
ただし、利益準備金と資本準備金の合計額が資本金の1/4に達するまでの範囲内で積み立てる必要があります。
資本金が22,000千円の場合、1/4は22,000千円 ÷ 4 = 5,500千円です。
現在の利益準備金は1,500千円であり、積立上限には達していないため、今回の積立額全額を反映させる必要があります。
積み立てるべき法定準備金の合計
資本準備金:100千円
利益準備金:400千円
この選択肢は不適切です。
この選択肢は適切です。
この選択肢は不適切です。
この選択肢は不適切です。
法定準備金は、資本準備金と利益準備金に分かれ、配当金の1/10を積み立てる義務があります。
資本準備金はその他資本剰余金からの配当に対して、利益準備金は繰越利益剰余金からの配当に対して積み立てられます。
利益準備金と資本準備金の合計が資本金の1/4に達するまで積み立てる義務があります。
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