中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
財務・会計 問11(1)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和5年度 再試験(2023年) 問11(1) (訂正依頼・報告はこちら)

当社の貸借対照表および損益計算書は以下のとおりであった。下記の設問に答えよ。

20X2年の固定長期適合率の値として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 64.44 %
  • 82.86 %
  • 105.45 %
  • 193.33 %

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、固定長期適合率を求める問題です。固定長期適合率とは、固定資産長期の安定した資金(自己資本+固定負債)によってどの程度まかなわれているかを示す指標です。この比率が100%以下であれば、固定資産が安定した資金で十分にまかなわれていると判断されます。

 

固定長期適合率の計算式は以下の通りです:

固定長期適合率=固定資産÷(自己資本 + 固定負債)

 

固定資産の金額

問題文から、20X2年の「建物・備品」の金額が固定資産に該当します。

20X2年の固定資産(建物・備品):116,000千円

 

長期資金の金額(自己資本 + 固定負債)

長期資金は、自己資本(資本金 + 利益剰余金)と、固定負債(長期借入金)の合計で計算します。

自己資本 = 資本金(60,000千円) + 利益剰余金(50,000千円) = 110,000千円

固定負債 = 長期借入金 = 30,000千円

長期資金の合計 = 110,000千円 + 30,000千円 = 140,000千円

 

固定長期適合率の計算

計算式に基づいて、固定長期適合率を求めます。

固定長期適合率=116,000÷140,000×100=82.86%

選択肢1. 64.44 %

この選択肢は不適切です。

選択肢2. 82.86 %

この選択肢は適切です。

選択肢3. 105.45 %

この選択肢は不適切です。

選択肢4. 193.33 %

この選択肢は不適切です。

まとめ

固定長期適合率は、固定資産が安定した長期資金でどれだけまかなわれているかを測る指標です。

固定長期適合率の目安:この比率が100%以下であれば、固定資産が安定した資金でまかなわれているとされ、財務の安定性が高いと判断されます。

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