中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問36 (財務・会計 問11(1))
問題文
20X2年の固定長期適合率の値として、最も適切なものはどれか。

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問題
中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問36(財務・会計 問11(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
20X2年の固定長期適合率の値として、最も適切なものはどれか。

- 64.44 %
- 82.86 %
- 105.45 %
- 193.33 %
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、固定長期適合率を求める問題です。固定長期適合率とは、固定資産が長期の安定した資金(自己資本+固定負債)によってどの程度まかなわれているかを示す指標です。この比率が100%以下であれば、固定資産が安定した資金で十分にまかなわれていると判断されます。
固定長期適合率の計算式は以下の通りです:
固定長期適合率=固定資産÷(自己資本 + 固定負債)
固定資産の金額
問題文から、20X2年の「建物・備品」の金額が固定資産に該当します。
20X2年の固定資産(建物・備品):116,000千円
長期資金の金額(自己資本 + 固定負債)
長期資金は、自己資本(資本金 + 利益剰余金)と、固定負債(長期借入金)の合計で計算します。
自己資本 = 資本金(60,000千円) + 利益剰余金(50,000千円) = 110,000千円
固定負債 = 長期借入金 = 30,000千円
長期資金の合計 = 110,000千円 + 30,000千円 = 140,000千円
固定長期適合率の計算
計算式に基づいて、固定長期適合率を求めます。
固定長期適合率=116,000÷140,000×100=82.86%
この選択肢は不適切です。
この選択肢は適切です。
この選択肢は不適切です。
この選択肢は不適切です。
固定長期適合率は、固定資産が安定した長期資金でどれだけまかなわれているかを測る指標です。
固定長期適合率の目安:この比率が100%以下であれば、固定資産が安定した資金でまかなわれているとされ、財務の安定性が高いと判断されます。
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02
財務分析の問題です。固定長期適合率(20X2年)が問われています。
固定長期適合率の計算式は、{固定資産÷(自己資本+固定負債)}×100%により求められます。
したがって、本問では損益計算書のデータは使いません。(ダミーデータです)
・固定資産:建物・備品の116,000千円
・自己資本:資本金と利益剰余金の110,000千円
・固定負債:長期借入金の30,000千円
以上から、{116,000÷(110,000+30,000)}×100%=82.857...≒82.86%となります。
※分子の数字が分母より小さいため、計算式に当てはめた時点で選択肢が2つに絞り込まれます。
冒頭の解説より、20X2年の固定長期適合率の値は82.86%であるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、20X2年の固定長期適合率の値は82.86%であるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、20X2年の固定長期適合率の値は82.86%であるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、20X2年の固定長期適合率の値は82.86%であるため不適切な選択肢です。
【補足】
財務分析は2次試験の事例Ⅳの第1問で確実に問われるため、1次試験のうちから備えておく必要があります。
計算式を覚えていれば確実に正答できるため、出題された場合ほぼ全ての受験生が確実に得点します。
逆に言えば、このようなボーナス問題を落とすことは非常に痛いです。
(2次試験を受験することを考えると、他の論点で60点以上を取って科目合格できたとしても猛省すべきです)
1次試験では電卓が使えませんが筆算で解けるレベルなので、確実に解けるように対策した上で試験に臨みましょう。
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