中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
財務・会計 問20
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和5年度 再試験(2023年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
H社は全額自己資本からなる企業であり、今期の配当政策を検討中である。H社の資産構成は、現金1,000万円、その他の資産4,000万円である。また、H社は毎期300万円の営業利益をあげており、次期以降も同額の営業利益が期待されている。H社では減価償却費と同額を営業活動維持のために設備投資にあてており、また運転資本の増減もなく、減価償却費以外の費用はすべて現金支出であるため、上記の営業利益はフリーキャッシュフローに一致する。H社の現在の株価は500円であり、発行済み株式数は10万株である。
H社が現金200万円を配当した場合、配当支払後の株価に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、株式市場は完全で、税金や取引コストは存在しないものとする。
H社が現金200万円を配当した場合、配当支払後の株価に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、株式市場は完全で、税金や取引コストは存在しないものとする。
- 株価は配当前と配当後で変化しない。
- 株価は配当前と比較して20円下落する。
- 株価は配当前と比較して50円下落する。
- 株価は配当前と比較して50円上昇する。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は、配当政策と株価の変動について理解するものです。H社が全額自己資本で構成されており、株式市場が完全であるため、配当支払後の株価は、配当額を考慮して調整されます。配当支払によるキャッシュフローの減少分だけ株価が下落すると予測されます。
株価の調整方法は、配当支払額を発行済株式数で割って1株あたりの配当額を求め、配当支払前の株価から引いて算出します。
H社の基本情報の確認
現在の株価:500円
発行済株式数:10万株
配当額:200万円
1株あたりの配当額の計算
配当額を発行済株式数で割ることで、1株あたりの配当額を求めます。
1株あたりの配当額=200万円÷10万株=20円
配当支払後の株価の計算
配当支払後の株価は、配当前の株価から1株あたりの配当額を差し引きます。
配当支払後の株価=500円−20円=480円
株価の下落幅
配当支払前の株価と比較して、20円下落することになります。
この選択肢は不適切です。
この選択肢は適切です。
この選択肢は不適切です。
この選択肢は不適切です。
配当支払後の株価の変動:配当支払により株価は配当額分だけ下落することが一般的です。
1株あたりの配当額の計算:配当額を発行済株式数で割ることで、1株あたりの配当額が算出できます。
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