中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
企業経営理論 問9
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和5年度 再試験(2023年) 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
企業の社会貢献活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 企業市民とは、経済的・法的責任よりも社会への奉仕を上位として優先させるよう強調する企業の役割を表したものである。
- 企業の社会貢献活動には、現物や施設開放による寄付は含まれない。
- 文化・芸術分野への社会貢献活動はフィランソロピーと呼ばれる。
- ボランティア活動とは個人の自発性に基づいて行われるものであるため、企業が従業員のボランティア活動を促進する取り組みを行うことはできない。
- マッチング・ギフトとは、従業員からの寄付金に企業側が一定比率の額を上乗せすることを通して、従業員と企業の善意を組み合わせる社会貢献活動の形態を指す。
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この過去問の解説 (1件)
01
社会貢献活動についての各知識を問う問題です。
それぞれの選択肢を解説します。
企業市民とは、利益追求以前に良き市民であろうとする考え方です。
経済的・法的責任よりも上位とすると言うのは、そもそも過剰な考え方です。
そのため本選択肢は不正解です。
現物や施設開放による寄付も含まれます。
そのため本選択肢は不正解です。
文化・芸術分野の社会貢献活動はメセナと呼ばれます。
フィランソロピーはメセナも含む、社会貢献活動のことです。
そのため本選択肢は不正解です。
企業が従業員のボランティア活動を、促進するのみであれば問題はありません。
そのため本選択肢は不正解です。
マッチング・ギフトの説明として適切であるため、本選択肢が正解です。
正解の選択肢であるマッチング・ギフトについては知らなくても、他の選択肢の誤っている点や不自然な点から正解を導くことも可能だったと思われます。
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