中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問87 (運営管理 問5)

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問題

中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問87(運営管理 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

ある工場の8台の機械A~H間における1日の品物の運搬回数を分析した結果、次のフロムツウチャートが得られた。この図表から読み取れる内容に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
問題文の画像
  • 運搬回数が最も多いのは機械D・F間である。
  • 機械Cからは他のすべての機械に品物が運搬されている。
  • 機械間で双方向の運搬が発生するのは2カ所である。
  • 他の機械からの機械Bへの運搬回数は12である。
  • 流出する運搬回数が最も多いのは機械Cである。

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この過去問の解説 (2件)

01

フロムツウチャートとは、物の流れを分析するための手法です。

本問では各機械の運搬回数を図表にまとめたものです。

図表を参考に各選択肢を解説します。

選択肢1. 運搬回数が最も多いのは機械D・F間である。

機械D・F間の運搬回数は31回で、機械C・D間は双方向の運搬で合計すると32回でこちら最も多いことになります。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. 機械Cからは他のすべての機械に品物が運搬されている。

機械Cからは、機械Aと機械Bへは運搬されていないため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. 機械間で双方向の運搬が発生するのは2カ所である。

双方向の運搬が発生しているのは、機械C・D間と機械D・E間の2カ所であるため、本選択肢が正解です。

選択肢4. 他の機械からの機械Bへの運搬回数は12である。

機械Bへの運搬回数はToの機械Bの運搬回数を合計すれば求められます。

機械Aからの12回と機械Hの2回、合計14回であるため、本選択肢は不正解です。

選択肢5. 流出する運搬回数が最も多いのは機械Cである。

Fromの機械Cの運搬回数を合計すると49回となります。

他の機械も同様に計算すると、機械Dが運搬回数50回となり最多です。

そのため本選択肢は不正解です。

まとめ

計算を繰り返す必要があるので、間違いがないようにチェックしながら回答するようにしましょう。

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02

フロムツウチャートに関する問題です。

 

読み取りに多少時間はかかりますが、From→Toの流れを把握すれば十分正答できるレベルの難易度です。

選択肢1. 運搬回数が最も多いのは機械D・F間である。

運搬回数が最も多いのは機械C・D間であるため不適切な選択肢です。

 

F→Dへは31回、D→Fへは0回です。(合計31回)

C→Dへは22回、D→Cへは10回です。(合計32回)

選択肢2. 機械Cからは他のすべての機械に品物が運搬されている。

機械C「から(From)」なので、チャートのC行を横に見てください。

 

機械Cから機械AとBには品物が運搬されていないTo=縦に見てください)ため、不適切な選択肢です。

選択肢3. 機械間で双方向の運搬が発生するのは2カ所である。

機械間で双方向の運搬が発生するのは、C・D間とD・E間の2カ所であるため正解の選択肢となります。

選択肢4. 他の機械からの機械Bへの運搬回数は12である。

機械B「へ(To)」なので、チャートのB列を縦に見てください。

 

機械A→Bへは12回、H→Bへは2回の合計14(回)であるため不適切な選択肢です。

選択肢5. 流出する運搬回数が最も多いのは機械Cである。

流出とは出ていくことなのでFromです(逆に、流入は入ってくるのでToです)ので、チャートをに見てください。

 

各行の数字を横にすべて足していくと、流出する運搬回数が最も多いのは機械D(合計50回)であるため不適切な選択肢です。

(機械Cは49回です)

まとめ

【補足】

 

正解できなかった方でも、From→Toの流れは双方向であることが分かれば1回復習するだけで理解できると思います。

 

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