中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験（2023年）
問179 (中小企業経営・中小企業政策 問9（2）)

（株）帝国データバンク「中小企業の経営力及び組織に関する調査」の結果

a：フリーランスや副業人材の能力の見極め
外部人材のスキルや適性を評価することが難しいと感じる企業が多いです。

b：フリーランスや副業人材との出会い・マッチング
適切な人材と出会う機会が少ないことが課題とされています。

c：フリーランスや副業人材の管理・調整
外部人材との労働条件や契約内容の調整が難しいと感じる企業も存在します。

の順に、回答企業割合が高いです。

「中小企業の経営力及び組織に関する調査」より、外部人材を「活用したことはないが、活用してみたい」とする企業が活用に当たって認識している課題・障壁の内容が問われています。

本問は、2022年度版中小企業白書　第2-2-56図「外部人材の活用状況別、活用に当たっての課題・障壁」（Ⅱ-138ページ）からの出題です。

以下の第2-2-56図において、外部人材を「活用したことはないが、活用してみたい」とする企業が認識している課題・障壁の内容は右側のグラフになります。

以上から、外部人材を「活用したことはないが、活用してみたい」とする企業が、活用に当たって認識している課題・障壁の回答割合が高い順にフリーランスや副業人材の能力の見極め＞フリーランスや副業人材との出会い・マッチング＞フリーランスや副業人材の管理・調整となります。

a→b→cの順で多いです。

a：「フリーランスや副業人材の能力の見極め」…外部の人材で接点が少ないため、能力の見極めが困難です。
b：「フリーランスや副業人材との出会い・マッチング」…適切な人材を見つける場所がわからない場合があります。
c：「フリーランスや副業人材の管理・調整」…外部の人材のため企業風土の違いや、規則への対応方法に課題があります。