中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問36 (財務・会計 問11)
問題文
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和6年度(2024年) 問36(財務・会計 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
- 1年内返済予定長期借入金が増えるので、流動比率は低下する。
- 借入と投資が相殺されるので、投資活動によるキャッシュ・フローおよび財務活動によるキャッシュ・フローには影響しない。
- 固定資産が増加するため、固定比率は改善する。
- 自己資本には影響しないため、自己資本比率は変化しない。
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この過去問の解説 (2件)
01
問題文と各選択肢での条件での財務諸表と財務指標への変化を判断したり、計算する問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
流動比率は、流動資産 ÷ 流動負債 × 100で求めることができます。
1年内返済予定長期借入金が流動負債に計上されるため、流動比率は低下します。
そのため本選択肢が正解です。
借入と投資は相殺されることはありません。
借入は財務活動によるキャッシュ・フローに影響を与え、投資は投資活動によるキャッシュ・フローに影響を与えます。
そのため本選択肢は不正解です。
固定比率は、固定資産 ÷ 自己資本 × 100で計算します。
無形固定資産の購入により固定資産が増加します。
しかし、借入金によって資金調達した場合は、自己資本は変化しないため、借入金が増加し、固定比率は改善することなく悪化する可能性が高いと考えられます。
そのため本選択肢は不正解です。
自己資本比率は、自己資本 ÷ 総資産 × 100で計算できます。
無形固定資産を購入するための借入金は負債であるので、自己資本は変化しません。
しかし、借入金が増えることにより総資産が増加するため、結果として自己資本比率は低下します。
そのため本選択肢は不正解です。
財務指標はそれ自体を計算する問題も、その指標の意味を問う問題も出題される可能性があります。
どちらを問われても対応できるように学習しておきましょう。
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02
ある取引による、財務諸表および財務指標への影響を問う問題です。
与件文から分かる情報としては、以下のとおりです。
・長期借入(借入後60カ月にわたって元利均等弁済)を行った
→短期借入金及び長期借入金の増加、流動負債及び固定負債の増加
・無形固定資産を購入した
→固定比率の増加、総資本の増加
流動比率は、(流動資産/流動負債)×100%により求まります。
冒頭の解説より、1年内返済予定長期借入金が増え、分母の流動負債が増加することにより流動比率は低下するため、正解の選択肢となります。
※「借入後60カ月にわたって元利均等弁済」とあるため5年かけて返済することになり、1年以内に返済する短期借入金が増加します。1年以内に返済する短期借入金は、流動負債に影響を与えます。
キャッシュ・フロー計算書には、「営業活動によるキャッシュフロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」という各項目があります。
本問では長期借入を行って無形固定資産を購入しており、長期借入は財務活動によるキャッシュフロー、無形固定資産の購入は投資活動によるキャッシュフローに影響を与えます。
したがって、不適切な選択肢です。
固定比率は、(固定資産/自己資本)×100%により求まります。
冒頭の解説より、無形固定資産を購入したことで固定資産が増加するため、固定比率は悪化します。
したがって、不適切な選択肢です。
自己資本比率は、(自己資本/総資本)×100%により求まります。
冒頭の解説より、無形固定資産を購入したことで総資本が増加するため、自己資本比率は低下します。
したがって、不適切な選択肢です。
【補足】
本問で問われている、流動比率、固定比率、自己資本比率などの計算方法は頻出論点であり、二次試験の事例Ⅳ第1問で必ず問われるため確実に正答する必要があります。
文章で問われると分かりにくいですが、長期借入を行って無形固定資産を購入しているので、便宜的に借入金を100→500、固定資産を500→1,000などと増やしてみればイメージしやすくなると思います。
なお、便宜的に置く数字は小さい桁にすることをおススメします。
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