中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問64 (企業経営理論 問14)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和6年度(2024年) 問64(企業経営理論 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

J.ガルブレイスによれば、組織デザインの諸方策は、情報処理の必要性と情報処理能力の観点から評価できる。組織デザインの方策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 横断的な関係の創出は、情報処理能力を増大させる。
  • 自己完結的職務の創出は、情報処理の必要性を増大させる。
  • 垂直的な情報システムへの投資は、情報処理能力を低減させる。
  • スラック資源の創出は、情報処理の必要性を増大させる。

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この過去問の解説 (1件)

01

ガルブレイスが提唱した、組織デザインに関する問題です。

 

各選択肢の記述を素直に読むだけでも、正答することが可能です。

選択肢1. 横断的な関係の創出は、情報処理能力を増大させる。

「横断的な関係」といえばマトリックス組織をイメージされる方もいると思いますが、マトリックス組織では部門間でのやり取りが活発になるため、情報処理能力が増大します。

 

したがって、正解の選択肢となります。

選択肢2. 自己完結的職務の創出は、情報処理の必要性を増大させる。

自己完結的な職務ということは、部門間の調整が不要であるということであり、情報処理の必要性はむしろ減少します。

 

組織が大きくなるにつれて情報処理量が増大するため、部門ごとに専門特化する(自己完結的職務を創出する)ことで情報処理を効率化しようとします。

 

したがって、不適切な選択肢です。

選択肢3. 垂直的な情報システムへの投資は、情報処理能力を低減させる。

垂直的な情報システムへの投資が行なわれると、組織内のコミュニケーション(上から下、下から上)が迅速に行なわれるようになるため、情報処理能力は増大します。

選択肢4. スラック資源の創出は、情報処理の必要性を増大させる。

スラック資源とは「余力」のことです。ギリギリの人員で業務を回すことは組織内のメンバーに強い負荷がかかることになり、不満を抱えたり離職者が出ることにもなりかねません。

 

そのような事態を回避するためにスラック資源を持つことで、情報処理の必要性はむしろ減少します。

まとめ

【補足】

 

本問では、組織論の論点でおなじみの「横断的な関係」や「スラック資源」という用語が出てきています。今後も出題されると思われますので、直近5年間の過去問題で対策されることをおすすめします。

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