中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問79 (企業経営理論 問29)
問題文
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和6年度(2024年) 問79(企業経営理論 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
- 企業が文化支援を行うメセナや慈善行為を行うフィランソロピーの活動は、企業による社会貢献活動であるから、ソシオエコロジカル・マーケティングの一部と理解することができる。
- ソサイエタル・マーケティングの根底には、企業が行う社会貢献は当該企業の利益につながってはならないという考え方がある。
- 貧困問題を解決するといった社会課題においては、貧困者に自立を促すなどのコミュニケーション活動だけでなく、そもそも貧困が生まれる社会そのものを改革するといった構造的な問題解決も必要である。しかしこのような構造的な問題解決は、ソサイエタル・マーケティングが扱う分野ではない。
- マーケティングの4Pの1つである「製品(プロダクト)」とは、顧客にベネフィットをもたらす何らかの製品・サービスであるが、ソサイエタル・マーケティングにおける製品・サービスには、例えば「投票に行こう」というような、社会に向けた提案も含まれる。
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この過去問の解説 (1件)
01
ソーシャル・マーケティングに関する問題です。
企業が文化支援を行うメセナや慈善行為を行うフィランソロピーの活動は、ソサイエタル・マーケティングの一部と理解することができます。
ソシオエコロジカル・マーケティングとは、「エコロジカル」という用語が含まれているように環境に配慮した企業活動をさします。
したがって、不適切な選択肢です。
ソサイエタル・マーケティングの根底には、企業が行う社会貢献は当該企業の利益につながってはならないという考え方ではありません。
ソサイエタル・マーケティングは、企業利益を考慮しながら社会貢献を行なう考えであり、不適切な選択肢です。
ソサイエタル・マーケティングでは、貧困が生まれる社会そのものを改革するといった構造的な問題解決も扱います。
企業が社会課題の構造的な問題解決に取り組まなければ、将来の企業の顧客となってくれる人がいなくなってしまうおそれがあるため、短期的な成果のみを追求するのではなく将来世代の利益を考えた行動が必要となります。
したがって、不適切な選択肢です。
他の選択肢より、将来の企業の顧客となってくれる人を創造するためには、長期的な視点が必要になります。そのため、今すぐ結果が出ないとしても、「投票に行こう」というような社会に向けた提案が必要になります。
したがって、正解の選択肢となります。
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