中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問81 (企業経営理論 問31)
問題文
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和6年度(2024年) 問81(企業経営理論 問31) (訂正依頼・報告はこちら)
- BtoBマーケティングでは、社内での慎重な検討を経て購買意思決定がなされるが、ブランドのイメージに頼る購買も存在する。
- BtoBマーケティングでは顧客は取引先企業であるため、不特定多数の消費者を対象とするBtoCマーケティングとは異なり、広告は不要である。
- BtoBマーケティングにおける顧客とは取引先企業であるため、クチコミは発生しない。
- 不特定多数の消費者を対象とするBtoCマーケティングとは対照的に、BtoBマーケティングでは特定少数の取引先企業との長期的関係が重要であるため、現在の取引先企業の要望に応えることだけに専念することが必要である。
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この過去問の解説 (1件)
01
BtoBマーケティングに関する問題です。
BtoBとは「Business to Business」の略で、企業間(法人間)マーケティングの意味です。
社内での慎重な検討を経て購買意思決定がなされることや、ブランドのイメージに頼る購買も存在することは、BtoBマーケティングの説明として適切です。
法人の購買意思決定は、会議での合意形成がなされたり、稟議書に役員が承認の押印を行なうなど、一般的に時間がかかります。
また、他の選択肢で「業界紙に記事が掲載されることは、その企業の知名度を高めることに貢献する」と述べていますが、業界紙の記事が購買の意思決定に影響を与える場合は、ブランドのイメージに頼る購買であるといえます。
したがって、正解の選択肢となります。
BtoBマーケティングでも、広告は必要です。
不特定多数の消費者を対象とする広告の種類としてはテレビCMがありますが、法人に対する広告の種類としては新聞広告や業界紙への記事掲載などがあります。(特に、業界紙に記事が掲載されることは、その企業の知名度を高めることに貢献します)
したがって、不適切な選択肢です。
クチコミは、BtoBマーケティングにおいても発生します。
ここでは、悪いクチコミをイメージしてみましょう。業界内で「あの企業は、かなり業績が悪いらしい」という噂(クチコミ)が立てば、当該企業の取引関係に大きな影響を及ぼすことが考えられます。
したがって、不適切な選択肢です。
BtoBマーケティング、BtoCマーケティングいずれにおいても顧客(個人・法人含め)と長期的な関係を構築することが重要であるため、特定の消費者や現在の取引先企業の要望に応えることだけに専念することが必要であるとはいえません。
したがって、不適切な選択肢です。
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