中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問93 (運営管理 問2)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和6年度(2024年) 問93(運営管理 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、あるプロジェクトにおけるPERT図の一部を切り出した図である。作業Aの作業時間は3日であり、作業Aはクリティカルパス上にある。PERT計算に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  作業Aの作業時間が2日増えると、クリティカルパスは変わることがある。
b  作業Aの作業時間が2日減ると、クリティカルパスは変わることがある。
c  結合点Jの最早結合点時刻が2日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日長くなる。
d  結合点Jの最早結合点時刻が2日早まると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日短くなる。
e  結合点Kの最遅結合点時刻が2日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日長くなる。
問題文の画像
  • a:正  b:正  c:正  d:誤  e:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正  e:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤  e:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤  e:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正  e:正

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この過去問の解説 (1件)

01

クリティカルパスに関する問題です。PERT図の一部だけを切り出した形での出題は、おそらく初めてであると思われますが、問われている内容は従来の論点と変わりません。以下、誤りの選択肢のみ解説します。

 

a.作業Aの作業時間が2日増えると、クリティカルパスは変わることがある。

→作業Aの作業時間が2日増えると全体の工程も2日増えますが、クリティカルパスは変わりません


d.結合点Jの最早結合点時刻が2日早まると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日短くなる。

→結合点Jの最早結合点時刻が2日早まると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日短くなるとは限りません

(クリティカルパスが他の経路になる可能性がありますが、全体のプロジェクト完了までの期間を短縮できないこともあります)

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤  e:誤

冒頭の解説より「a:誤、b:正、c:正、d:誤、e:正」の組み合わせのため、不適切な選択肢です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:正  e:誤

冒頭の解説より「a:誤、b:正、c:正、d:誤、e:正」の組み合わせのため、不適切な選択肢です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:誤  e:誤

冒頭の解説より「a:誤、b:正、c:正、d:誤、e:正」の組み合わせのため、不適切な選択肢です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:誤  e:正

冒頭の解説より「a:誤、b:正、c:正、d:誤、e:正」の組み合わせのため、正解の選択肢となります。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正  e:正

冒頭の解説より「a:誤、b:正、c:正、d:誤、e:正」の組み合わせのため、不適切な選択肢です。

 

まとめ

【補足】

 

本問で問われている用語の解説を、以下に行ないます。

 

・クリティカルパス

あるプロジェクトにおいて、最も時間がかかる工程を指します。

そのため、クリティカルパス上にある作業時間が減ると、他の経路がクリティカルパスになることがあります。(解答群b)

 

・最早結合点時刻

作業を最速で始めることができる日を指します。

そのため、クリティカルパス上にある最早結合点時刻が遅れた分だけ、全体のプロジェクト完了までの期間も必ず遅れます。(解答群cとe)

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