中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問124 (運営管理 問32)
問題文
VMDにおける3つの基本的な要素のうち、IP(Item Presentation)の目的と具体的な手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和6年度(2024年) 問124(運営管理 問32) (訂正依頼・報告はこちら)
VMDにおける3つの基本的な要素のうち、IP(Item Presentation)の目的と具体的な手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 売場全体のコンセプトを視覚的に表現するために、大型のプロップスを用いる。
- 売場に立ち寄った顧客が商品を選びやすくするために、フェイスアウトでハンガー陳列する。
- 売場のテーマを演出するために、マネキンを用いて関連商品をディスプレイする。
- 特定の売場への立ち寄りを増やすために、POPなどを用いて季節感を演出する。
- 劣位置の売場への立ち寄りを促すために、商品を山積みしてボリューム感を演出する。
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この過去問の解説 (1件)
01
IP(Item Presentation)の目的と具体的な手法に関する問題です。
本問では、いくつか専門用語が出てくるため、以下に用語の解説を行ないます。(解説のまとめも参照してください)
VMD(Visual Merchandising)は自店や商品のコンセプトを視覚で訴求する手法ですが、その1つであるIP(Item Presentation)とは類似の商品をまとめたコーナーを設置して比較できるようにしたり、色やサイズは規則的に陳列するなど、来店客が商品を手に取りやすい環境を作る手法をいいます。
VMDの他の手法としては、以下のものがあります。
・VP(Visual Presentation)
店舗のディスプレイやショーウィンドウを活用して、ブランドのコンセプトやイメージを打ち出す手法です。
・PP(Point Presentation)
顧客を誘導したい店舗内の場所に、おすすめ商品や人気商品を配置する手法です。おすすめ商品や人気商品を提案(Presentation)することを目的としています。アパレルショップではおすすめ商品をマネキンに着用させたり、書店では手書きPOPを置いておすすめ商品をPRする手法があります。
冒頭の解説より、売場全体のコンセプトを視覚的に表現するために大型のプロップスを用いるのはVPに関する記述です。
「視覚的に表現する」とあることからもVPであることが分かるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、売場に立ち寄った顧客が商品を選びやすくするためにフェイスアウトでハンガー陳列するのは、IPに関する記述であり正解の選択肢となります。(「顧客が商品を選びやすくする」という記述は、まさにIPに関する記述そのものです)
冒頭の解説より、売場のテーマを演出するためにマネキンを用いて関連商品をディスプレイするのは、PPに関する記述です。
「マネキンを用いる」ことからもPPであることが分かるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、特定の売場への立ち寄りを増やすためにPOPなどを用いて季節感を演出するのは、PPに関する記述です。
「POPなどを用いる」ことからもPPであることが分かるため、不適切な選択肢です。
劣位置の売場への立ち寄りを促すために商品を山積みしてボリューム感を演出するのは、PPに関する記述です。
冒頭の解説にはありませんが、劣位置とは来店客の視線に入りにくく死角になりやすい場所など、店内で売上が落ちる場所をいいます。
来店客の視線に入りにくいため、商品を山積みにして目立たせることで目に留まりやすくします。あるいは、見切り商品をまとめたワゴンを配置するという活用方法もあります。(見切り商品を売れ行きの良い場所に配置しても、売上アップには貢献しないため)
したがって、不適切な選択肢です。
【補足】
各選択肢で述べられている用語について、以下に解説します。
・プロップス
「小道具」という意味です。たとえば水着の売場であれば、ビーチパラソルや浮き輪など海をイメージさせるアイテムを指します。水着売場に日焼け止めクリームなどを陳列しておくことで、関連購買を促すこともできます。
・フェイスアウト(顔出し)
アパレルショップなどで、トップスやシャツなどを正面から見せる手法です。ハンガーにかけて横見せする手法を「スリーブアウト」(袖出し)といいます。
・POP(Point of purchase advertising)
書店などでよく見かける、店員が本の内容を一言で要約している手書きメッセージなどが有名です。店員の思いを反映していることから、「物言わぬ販売員」ともいいます。書店以外でも「オススメ」「よく売れています!」などのPOPが使われています。
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