中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問125 (運営管理 問33)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和6年度(2024年) 問125(運営管理 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 定期発注方式を採用している場合、発注から納品までの調達期間のみを変更して長くすると、発注量を減らすことができる。
  • 定期発注方式を採用している場合、発注間隔のみを変更して長くすると、安全在庫を減らすことができる。
  • 定量発注方式を採用している場合、安全在庫のみを変更して増やすと、発注点は低くなる。
  • 定量発注方式を採用している場合、発注点のみを変更して高くすると、発注から納品までの調達期間を長くすることができる。
  • 定量発注方式を採用している場合、発注量のみを変更して増やすと、発注点に基づく発注間隔は長くなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

小売店舗における在庫管理に関する問題です。

 

各選択肢の記述を素直に読むだけでも、正答することが可能です。

選択肢1. 定期発注方式を採用している場合、発注から納品までの調達期間のみを変更して長くすると、発注量を減らすことができる。

定期発注方式を採用している場合、発注から納品までの調達期間のみを変更して長くすると、発注量が増えることになります。

 

調達期間が長くなることで、店舗に届くまでのリードタイムが長くなります。リードタイムの長さに比例して店内在庫も減少することになり、店内在庫も加味した数量を発注しなければならないため、不適切な選択肢です。

選択肢2. 定期発注方式を採用している場合、発注間隔のみを変更して長くすると、安全在庫を減らすことができる。

定期発注方式を採用している場合、発注間隔のみを変更して長くすると、安全在庫が増えることになります。

 

発注間隔を長くするということは、たとえば週1回の発注→2週間に1回発注に変更するということです。発注間隔の長さに比例して店内在庫も減少することになり、店内在庫も加味した数量を発注しなければならないため、不適切な選択肢です。

選択肢3. 定量発注方式を採用している場合、安全在庫のみを変更して増やすと、発注点は低くなる。

定量発注方式を採用している場合、安全在庫のみを変更して増やすと、発注点は高くなります。

 

安全在庫とは、欠品させないように最低限ストックしておく在庫量のことです。安全在庫を増やすということは、たとえば在庫量を5→10に変更するということです。

 

発注点とは発注をかけるタイミングのことで、「調達期間中の推定需要量+安全在庫」により求まります。調達期間中の推定需要量が変わらないとすれば、安全在庫を増やすことで発注をかけるタイミングは長く(高く)なるため、不適切な選択肢です。

選択肢4. 定量発注方式を採用している場合、発注点のみを変更して高くすると、発注から納品までの調達期間を長くすることができる。

定量発注方式を採用している場合、発注点のみを変更して高くしても発注から納品までの調達期間は変わりません

 

他の選択肢の解説で述べていますが、発注点を高くするということは発注をかけるタイミングが長くなるということです。発注点を高く(or低く)するということは発注側の事情であり、発注から納品までの調達期間は受注側(サプライヤー)の事情です。

 

発注点と調達期間はそれぞれ別個の事業者による活動の結果であり、お互いに関連するものではなく不適切な選択肢です。

選択肢5. 定量発注方式を採用している場合、発注量のみを変更して増やすと、発注点に基づく発注間隔は長くなる。

定量発注方式を採用している場合、発注量のみを変更して増やすと、発注点に基づく発注間隔は長くなります。

 

他の選択肢の解説で述べていますが、発注点とは発注をかけるタイミングのことで、「調達期間中の推定需要量+安全在庫」により求まります。発注量を増やせば発注間隔は長くなるため、正解の選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

定期発注方式と定量発注方式は、運営管理で毎年出題される鉄板の論点です。

 

本問のように近年では文章による出題が多いですが、過去には経済的発注量の計算式を穴埋め形式で問う内容が出題されたこともあります。

 

毎年出題される鉄板の論点であるため、次年度以降も何らかの形式で確実に出題されるといえます。直近5年間の過去問題を復習して、必ず正答できるようにしておきましょう。

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