中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問210 (中小企業経営・中小企業政策 問18(1))
問題文
中小企業診断士のX氏は、商工会地区で食料品製造業を営む小規模事業者のY氏(業歴5年)から、経営改善のための資金借入の相談を受けた。X氏は、Y氏に対して、通常枠の「マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)」を紹介することとした。
以下は、X氏とY氏との会話である。
X氏:「マル経融資の利用を検討してはいかがでしょうか。無担保・無保証人・低利で融資を受けることができます。」
Y氏:「無担保・無保証人・低利ですか。それはいいですね。どのような利用要件があるのでしょうか。」
X氏:「指導要件や居住要件などがあります。」
Y氏:「それは具体的には、どのような要件なのでしょうか。」
X氏:「指導要件とは、商工会の経営指導員による経営指導を原則6カ月以上受けていることです。居住要件とは、原則として同一の商工会の地区内で( A )ことです。その他、業種要件や納税要件がありますが、Yさんは、いずれの要件も満たしていますよ。」
Y氏:「それはよかった。融資限度額や返済期間について、教えていただけますか。」
X氏:「融資限度額は( B )です。1,500万円超の貸付を受けるには、貸付前に事業計画を作成し、貸付後に残高が1,500万円以下になるまで、経営指導員による実地訪問を半年ごとに1回受けていただく必要があります。返済期間は、設備資金10年以内で、据置期間は2年以内です。運転資金は( C )で、据置期間は1年以内です。」
Y氏:「ぜひ、申し込みを検討したいと思います。どこで申し込みをすればよいのでしょうか。」
X氏:「( D )へ申し込みをしてください。ここで融資の推薦を行います。」
文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
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問題
中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問210(中小企業経営・中小企業政策 問18(1)) (訂正依頼・報告はこちら)
中小企業診断士のX氏は、商工会地区で食料品製造業を営む小規模事業者のY氏(業歴5年)から、経営改善のための資金借入の相談を受けた。X氏は、Y氏に対して、通常枠の「マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)」を紹介することとした。
以下は、X氏とY氏との会話である。
X氏:「マル経融資の利用を検討してはいかがでしょうか。無担保・無保証人・低利で融資を受けることができます。」
Y氏:「無担保・無保証人・低利ですか。それはいいですね。どのような利用要件があるのでしょうか。」
X氏:「指導要件や居住要件などがあります。」
Y氏:「それは具体的には、どのような要件なのでしょうか。」
X氏:「指導要件とは、商工会の経営指導員による経営指導を原則6カ月以上受けていることです。居住要件とは、原則として同一の商工会の地区内で( A )ことです。その他、業種要件や納税要件がありますが、Yさんは、いずれの要件も満たしていますよ。」
Y氏:「それはよかった。融資限度額や返済期間について、教えていただけますか。」
X氏:「融資限度額は( B )です。1,500万円超の貸付を受けるには、貸付前に事業計画を作成し、貸付後に残高が1,500万円以下になるまで、経営指導員による実地訪問を半年ごとに1回受けていただく必要があります。返済期間は、設備資金10年以内で、据置期間は2年以内です。運転資金は( C )で、据置期間は1年以内です。」
Y氏:「ぜひ、申し込みを検討したいと思います。どこで申し込みをすればよいのでしょうか。」
X氏:「( D )へ申し込みをしてください。ここで融資の推薦を行います。」
文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- A:6カ月以上事業を行っている B:2,000万円
- A:6カ月以上事業を行っている B:3,000万円
- A:1年以上事業を行っている B:2,000万円
- A:1年以上事業を行っている B:3,000万円
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、「マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)」の利用要件と融資限度額について、適切な選択肢を選ぶ必要があります。
Aについて(居住要件)
マル経融資を利用するためには、「原則として同一の商工会の地区内で1年以上事業を行っていること」が要件とされています。これは、事業の継続性を確認し、経営改善のための指導を受ける期間を確保するための要件です。
Bについて(融資限度額)
マル経融資の通常枠の融資限度額は2,000万円です。
なお、1,500万円を超える貸付を受ける場合には、事業計画の作成や定期的な経営指導が必要となります。
このため、最も適切な選択肢は
「A:1年以上事業を行っている B:2,000万円」 です。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
誤りです。
マル経融資を利用するためには、同じ商工会の地区内で1年以上事業を行っていることが必要です。また、通常枠の融資限度額は2,000万円となっています。これは、経営改善を目的とした小規模事業者向けの制度であり、無担保・無保証人・低利での融資が特徴です。
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02
マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)の要件を問う問題です。
マル経融資については毎年出題されるわけではありませんが、出題パターンは大体決まっているため確実に正答することが求められます。
・居住要件(空欄A)
原則として、同一の商工会の地区内で1年以上事業を行っていること
・融資限度額(空欄B)
2,000万円
冒頭の解説より、「A:1年以上事業を行っている、B:2,000万円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「A:1年以上事業を行っている、B:2,000万円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「A:1年以上事業を行っている、B:2,000万円」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、「A:1年以上事業を行っている、B:2,000万円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
【補足】
マル経融資の他の出題パターンとしては、以下のようなものがあります。
・経営指導を受けている期間
・「無担保・無保証人・低利」の一部分を空白にする(例えば、低利→無利子)
・返済期間(設備資金〇年以内、据置期間〇年以内)
・対象となる資金
・貸付期間 ※空欄Cで問われています
など
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03
中小企業等に対する支援制度についての出題です。
本問では、マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資制度)
について問われています。
本問で問われている点については下記のとおりです。
・居住要件
原則として同一の商工会の地区内で
1年以上事業を行っていること(空欄A)
・融資限度
2,000万円(空欄B)
不適切
冒頭の解説より不適切です。
不適切
冒頭の解説より不適切です。
適切
冒頭の解説より適切です。
不適切
冒頭の解説より不適切です。
本制度は、商工会・商工会議所等の伴走支援を受けながら
取り組む経営改善に必要な資金を無担保・無保証人で
融資する制度です。
地域の雇用や産業を支える小規模事業者の経営改善を
促進することが目的とされています。
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