技術士の過去問
平成27年度(2015年)
適性科目 問41
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問題
技術士 第一次試験 平成27年度(2015年) 適性科目 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
職場におけるセクシャルハラスメント( 以下「セクハラ」という。 )やパワーハラスメント( 以下「パワハラ」という。 )は、労働者の個人としての尊厳を不当に傷つけるとともに、労働者の就業環境を悪化させ、能力の発揮を妨げ、また、企業にとっても、職場秩序や業務の遂行を阻害し、社会的評価に影響を与える問題である。
職場におけるセクハラやパワハラに関する次のア )~エ )の記述について、正しいものは〇、誤っているものは×として、最も適切な組合せはどれか。
ア )セクハラであるか否かについては、相手から意思表示がある場合に限る。
イ )職場で、受け止め方によっては不満を感じたりする指示や注意・指導があったとしても、これらが業務の適正な範囲で行われている場合には、パワハラには当たらない。
ウ )セクハラの行為者となり得るのは、事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者及び教育機関における教員・学生等である。
エ )職場のパワハラにおいて、「職場内の優位性」とは職務上の地位などの「人間関係による優位性」を対象とし、「専門知識による優位性」は含まれない。
職場におけるセクハラやパワハラに関する次のア )~エ )の記述について、正しいものは〇、誤っているものは×として、最も適切な組合せはどれか。
ア )セクハラであるか否かについては、相手から意思表示がある場合に限る。
イ )職場で、受け止め方によっては不満を感じたりする指示や注意・指導があったとしても、これらが業務の適正な範囲で行われている場合には、パワハラには当たらない。
ウ )セクハラの行為者となり得るのは、事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者及び教育機関における教員・学生等である。
エ )職場のパワハラにおいて、「職場内の優位性」とは職務上の地位などの「人間関係による優位性」を対象とし、「専門知識による優位性」は含まれない。
- ア:× イ:× ウ:〇 エ:×
- ア:〇 イ:〇 ウ:〇 エ:×
- ア:× イ:〇 ウ:〇 エ:〇
- ア:〇 イ:× ウ:× エ:〇
- ア:× イ:〇 ウ:〇 エ:×
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この過去問の解説 (3件)
01
各項目の内容は以下の通りです。
ア)誤った記述です。
社内での上下関係などから被害者が意思表示出来ないケースもありますので、
意思表示の有無で判別できるものではありません。
イ)正しい記述です。
指導が業務の適切な範囲で行われている場合はパワハラには当たりません。
ウ)正しい記述です。
セクハラの行為者は上司や同僚だけなく、
記載の通り顧客等も含まれることに注意が必要です。
エ)誤った記述です。
「職場内の優位性」には「専門知識による優位性」も含まれます。
したがって、
ア:×、イ:○、ウ:○、エ:× となるので、5が正解です。
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02
職場におけるセクハラ、パワハラなどの「ハラスメント」に関する問題は、技術士ならずとも社会で直面する機会が多いため、しっかり理解しておく必要があります。一般常識と言っても良い内容の問題ですので、慎重に読み解いていきましょう。
ア) 相手が、部下など立場の弱い人物であった場合などは、明確な意思表示をすることが困難ですが、それをもって「セクハラでない」とは認められません。よって、×です。
イ) 記述どおりです。よって、〇です。
ウ) 記述どおりです。よって、〇です。
エ) 上司と部下など「人間関係による優位性」でパワハラが起こることはわかると思いますが、同時に「専門知識による優位性」でもパワハラは起こります。「そんなことも知らないのか?」と追い詰める、などの例を考えるとわかるかと思います。よって、×です。
以上まとめると、正解選択肢は5. となります。
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03
ア)×
相手からの意思表示がなくても、ハラスメントに問われる場合があります。
イ)〇
業務の適正な範囲で行われている場合には、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。
ウ)〇
上述の者は行為者になりえます。
エ)×
専門知識・経験の有無による優位性も含まれます。
よって、各選択肢の正誤は、
ア)× イ)〇 ウ)〇 エ)×
となることから、5が正解です。
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