技術士の過去問
平成30年度(2018年)
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問8

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問題

技術士 第一次試験 平成30年度(2018年) 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、人や荷物を垂直に移動させる装置であるエレベータの挙動の一部に関する状態遷移図である。図のように、エレベータには、「停止中」、「上昇中」、「下降中」の3つの状態がある。利用者が所望する階を「目的階」とする。「現在階」には現在エレベータが存在している階数が設定される。エレベータの内部には、階数を表すボタンが複数個あるとする。「停止中」状態で、利用者が所望の階数のボタンを押下すると、エレベータは、「停止中」、「上昇中」、「下降中」のいずれかの状態になる。「上昇中」、「下降中」の状態は、「現在階」をそれぞれ1つずつ増加又は減少させる。最終的にエレベータは、「目的階」に到着する。ここでは、簡単のため、エレベータの扉の開閉の状態、扉の開閉のためのボタン押下の動作、エレベータが目的階へ「上昇中」又は「下降中」に別の階から呼び出される動作、エレベータの故障の状態など、ここで挙げた状態遷移以外は考えないこととする。図中の状態遷移の「現在階」と「目的階」の条件において、( a )、( b )、( c )、( d )、( e )に入る記述として、最も適切な組合せはどれか。
問題文の画像
  • ( a )=  ( b )=  ( c )=  ( d )=  ( e )=
  • ( a )=  ( b )>  ( c )<  ( d )=  ( e )=
  • ( a )<  ( b )=  ( c )=  ( d )>  ( e )>
  • ( a )=  ( b )<  ( c )>  ( d )=  ( e )=
  • ( a )>  ( b )=  ( c )=  ( d )<  ( e )>

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この過去問の解説 (3件)

01

状態遷移図に関する問題です。

(a) 上昇中なので、"現在階 < 目的階"です。

(b) 上昇を終え、目的階に到着している状態です。
よって、"現在階 = 目的階"です。

(c) 下降を終え、目的階に到着している状態です。
よって、"現在階 = 目的階"です。

(d) 下降中なので、"現在階 > 目的階"です。

(e) 下降のためボタンを押しているので、"現在階 > 目的階"です。

よって、(a) <、(b) =、(c) =、(d) >、(e) > なので、3が正解です。

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02

状態遷移図に関する問題です。

(a)では現在階のチェック後上昇しています。

よって 現在階 < 目的階 です。

(b)では現在階のチェック後停止しています。

よって 現在階 = 目的階 です。

(c)では現在階のチェック後停止しています。

よって 現在階 = 目的階 です。

(d)では現在階のチェック後下降しています。

よって 現在階 > 目的階 です。

(e)ではボタンの押下後下降しています。

よって 現在階 > 目的階 です。

よって、(a) < 、(b) = 、(c) = 、(d) > 、(e) > 、なので正解は3です。

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03

 状態遷移図に関する問題です。

(a) 現在階をチェックして、上昇中となるので、さらに上昇している状態です。

 よって、"現在階 < 目的階"となります。

(b) 現在階をチェックして、停止となるので、上昇を終え、目的階に到着している状態です。

 よって、"現在階 = 目的階"となります。

(c) 現在階をチェックして、停止となるので、下降を終え、目的階に到着している状態です。

 よって、"現在階 = 目的階"となります。

(d) 現在階をチェックして、下降中となるので、さらに下降している状態です。

 よって、"現在階 > 目的階"となります。

(e) 停止中から下降中になるため、下降のためボタンを押している状態です。

 よって、"現在階 > 目的階"です。

 以上のことから、(a) <、(b) =、(c) =、(d) >、(e) >となります。

 よって、3が正解です。

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