技術士の過去問
令和2年度(2020年)
適性科目 問38

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問題

技術士 第一次試験 令和2年度(2020年) 適性科目 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

労働災害の実に9割以上の原因が、ヒューマンエラーにあると言われている。意図しないミスが大きな事故につながるので、現在では様々な研究と対策が進んでいる。
ヒューマンエラーの原因を知るためには、エラーに至った過程を辿る必要がある。もし仮にここで、ヒューマンエラーはなぜ起こるのかを知ったとしても、すべての状況に当てはまるとは限らない。だからこそ、人はどのような過程においてエラーを起こすのか、それを知る必要がある。
エラーの原因はさまざまあるが、しかし、エラーの原因を知れば知るほど、実はヒューマンエラーは「事故の原因ではなく結果」なのだということを知ることになる。
次の(ア)~(シ)の記述のうち、ヒューマンエラーに該当しないものの数はどれか。


(ア) 無知・未経験・不慣れ  (キ)場面行動本能
(イ) 危険軽視・慣れ     (ク)パニック
(ウ) 不注意         (ケ)錯覚
(エ) 連絡不足        (コ)高齢者の心身機能低下
(オ) 集団欠陥        (サ)疲労
(カ) 近道・省略行動     (シ)単調作業による意識低下
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この過去問の解説 (3件)

01

労働災害につながるヒューマンエラーについても、現場での業務に直結することもあり、技術士試験ではよく問われる問題です。ヒューマンエラーの考え方については、厚生労働省のサイト(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo62_1.html)が参考になります。

この問題形式は単なる正誤選択ではなく、(ア)〜(シ)の該当・非該当についてまず判定し、その後、「該当しないもの」の数を答える、という問題です。項目が多い上に、「該当しないもの」を答えるという変則的な問題になっていますので、注意深く取り組みましょう。

今回の項目(ア)〜(シ)は、12個全て、ヒューマンエラーに該当します。

ですので、「該当しないものの数」は0個で、正解選択肢は1.の「0」となります。

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02

<正解>1

[解説]

ヒューマンエラーに該当しないものの数を解答する問題です。

(ア)から(シ)はすべてヒューマンエラーに該当するとされています。

したがって、ヒューマンエラーに該当しないものの数は0となります。

よって、1が正解となります。

参考になった数2

03

ヒューマンエラーに関する問題です。

ヒューマンエラーとはJISZ8115では「意図しない結果を生じる人間の行為」と規定しています。

ヒューマンエラーの要因として(ア)~(シ)12個全ての項目が該当しますので、ヒューマンエラーに該当しないものの数は0個になります。

したがって、1が正解になります。


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