技術士の過去問
令和3年度(2021年)
基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問23
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問題
技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
アミノ酸に関する次の記述の、( )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
一部の特殊なものを除き、天然のタンパク質を加水分解して得られるアミノ酸は20種類である。アミノ酸のα-炭素原子には、アミノ基と( ア )、そしてアミノ酸の種類によって異なる側鎖(R基)が結合している。R基に脂肪族炭化水素鎖や芳香族炭化水素鎖を持つイソロイシンやフェニルアラニンは、( イ )性アミノ酸である。システインやメチオニンのR基には( ウ )が含まれており、そのためタンパク質中では2個のシステイン側鎖の間に共有結合ができることがある。
一部の特殊なものを除き、天然のタンパク質を加水分解して得られるアミノ酸は20種類である。アミノ酸のα-炭素原子には、アミノ基と( ア )、そしてアミノ酸の種類によって異なる側鎖(R基)が結合している。R基に脂肪族炭化水素鎖や芳香族炭化水素鎖を持つイソロイシンやフェニルアラニンは、( イ )性アミノ酸である。システインやメチオニンのR基には( ウ )が含まれており、そのためタンパク質中では2個のシステイン側鎖の間に共有結合ができることがある。
- ア:カルボキシ基 イ:疎水 ウ:硫黄(S)
- ア:ヒドロキシ基 イ:疎水 ウ:硫黄(S)
- ア:カルボキシ基 イ:親水 ウ:硫黄(S)
- ア:カルボキシ基 イ:親水 ウ:窒素(N)
- ア:ヒドロキシ基 イ:親水 ウ:窒素(N)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
アミノ酸に関する知識問題です。
まずアミノ酸は分子内にアミノ基(-NH2)とカルボキシ基(-COOH)と側鎖(-R)を有する化合物を差します。
(※文献によってはカルボキシル基となっていますがこちらは旧称のようです)
イソロイシンやフェニルアラニンは疎水性です。脂肪族炭化水素鎖や芳香族炭化水素鎖のようなCHを持つアミノ酸は疎水性で、OH基を持つものは親水性となっていますが、おそらく覚えてないと解答できないと思います。
システインやメチオニンの側鎖に含まれるのはS(硫黄)です。アルギニンなどは窒素が含まれます。
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02
アミノ酸に関する問題です。
適切です。
アミノ酸は分子内にアミノ基-NH2とカルボキシ基-COOHを持ちます。
イソロイシンやフェニルアラニンは疎水性です。
親水性を持つのはヒドロキシ基OHを持つ必要がありますが、OHがないため疎水性となります。
システインやメチオニンの側鎖に含まれるのはS(硫黄)です。
アミノ酸に関する問題でした。
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03
一部の特殊なものを除き、天然のタンパク質を加水分解して得られるアミノ酸は20種類である。アミノ酸のα-炭素原子には、アミノ基と( カルボキシル基 )、そしてアミノ酸の種類によって異なる側鎖(R基)が結合している。R基に脂肪族炭化水素鎖や芳香族炭化水素鎖を持つイソロイシンやフェニルアラニンは、( 疎水 )性アミノ酸である。システインやメチオニンのR基には( 硫黄(S) )が含まれており、そのためタンパク質中では2個のシステイン側鎖の間に共有結合ができることがある。
アミノ酸は炭素に水素原子、アミノ基、カルボキシル基ともう一つの側鎖(R基)が結合した構造をしています。
炭化水素は疎水性なのでこれらがR基に結合すると、アミノ酸も疎水性になります。
システインやメチオニンは硫黄が含まれています。
以上から本選択肢が正解です。
アミノ酸に関する基本事項の出題です。この程度の事項確認は必要そうです。
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