技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問14 (基礎科目「解析に関するもの」 問2)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問14(基礎科目「解析に関するもの」 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

3次元直交座標系における任意のベクトルa = (a1,a2,a3)とb = (b1,b2,b3)に対して必ずしも成立しない式はどれか。ただしa・b及びa×bはそれぞれベクトルaとbの内積及び外積を表す。
  • (a × b)・a = 0
  • a × b = b × a
  • a・b = b・a
  • b・(a × b) = 0
  • a × a = 0

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

内積、外積に関する問題です。

選択肢2. a × b = b × a

外積は逆対称性で、a*b=-b*a が成り立ちます。誤りです。

まとめ

内積、外積について押さえておきましょう。

参考になった数8

02

直交座標系における基本法則の問題で、ひっかけ問題ともいえます。

ベクトルの式において、a × b = b × aは成り立ちませんから、すぐわかるかと思います。

選択肢2. a × b = b × a

a × b = b × aは成り立ちませんから、本選択肢が間違いです。

まとめ

ベクトルの式など、解析系での基本原則を理解しておく必要があります。

参考になった数2

03

以下に解説します。

選択肢1. (a × b)・a = 0

成立します。

a × b は a に垂直なので、内積を取ると 0 になります。

選択肢2. a × b = b × a

成立しません。

実際には a × b = −(b × a) となるため、順序を入れ替えると符号が逆になります。

 

選択肢3. a・b = b・a

成立します。

ベクトルの内積は交換可能です。

選択肢4. b・(a × b) = 0

成立します。

a × b は b に垂直なので、内積を取ると 0 になります。

選択肢5. a × a = 0

成立します。

同じベクトルの外積は常に 0 になります。

参考になった数0