技術士の過去問
令和5年度(2023年)
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問3
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問題
技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
国際書籍番号ISBN−13は13個の0から9の数字
a13,a12,a11,a10,a9,a8,a7,a6,a5,a4,a3,a2,a1を用いて
a13a12a11 − a10 − a9a8a7 − a6a5a4a3a2 − a1のように表され、次の規則に従っている。
a13 + 3a12 + a11 + 3a10 + a9 + 3a8 + a7 + 3a6 + a5 + 3a4 + a3 + 3a2 + a1 ≡ 0(mod10)
ここにある書籍のISBN−13の番号が「978−4−103−34194−X」となっておりXと記された箇所が読めなくなっている。このXの値として、適切なものはどれか。
a13,a12,a11,a10,a9,a8,a7,a6,a5,a4,a3,a2,a1を用いて
a13a12a11 − a10 − a9a8a7 − a6a5a4a3a2 − a1のように表され、次の規則に従っている。
a13 + 3a12 + a11 + 3a10 + a9 + 3a8 + a7 + 3a6 + a5 + 3a4 + a3 + 3a2 + a1 ≡ 0(mod10)
ここにある書籍のISBN−13の番号が「978−4−103−34194−X」となっておりXと記された箇所が読めなくなっている。このXの値として、適切なものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
mod 10、剰余に関する問題です。 10で割ったあまりです。
9+3*7+8+3*4+1+3*0+3+3*3+4+3*1+9+3*4+a1=91+a1≡1+a1(mod10) であるため、a1は9です。
本選択肢が正解です。
剰余に関する問題でした。
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02
mod10といわれる計算法に関する出題です。
知らないと確かにやや難しいかもしれませんが、頑張りましょう。
(mod10)は10で割ったときのあまりが≡の右と左で等しいという意味です。
合同式といわれ、合同式では足し算、引き算、掛け算が成立します。つまり1≡11 (mod10)、2≡12(mod19)
なので1+2≡11+12(mod10)が成り立ちますし2-1≡12-11(mod10)も成り立ちますし1*2≡11*12(mod10)も成り立ちます。また負でも成り立ち余りも負でも構いません。たとえば9を10で割ったあまりを-1と考えるといった具合です。
左辺を計算してしまっても構いませんが、上の通り和・積ができますので左辺はそれぞれ
9≡-1,7*3≡1,8≡2,4*3≡2,1≡1,0≡0,3≡3,3*3≡-1,4≡4,1*3≡3,9≡-1,2≡2 (mod10)となり、左辺をすべて足し合わせて
11+X≡0 (mod10)になります。
Xはa1であり一桁の数字になりますので10で割ったときに余りが-1になるものすなわちX=9になります。
もちろん左辺をすべて計算して以下のように答えても構いません。
9+3*7+8+3*4+1+3*0+3+3*3+4+3*1+9+3*4+a1=91+a1≡1+a1(mod10)
以上から本選択肢が正解になります。
本問題は剰余に関する合同式について問われていました。内容の説明もないので知らなくては解くのは難しい問題です。
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03
mod10といわれる計算法に関する問題です。
978−4−103−34194−Xのうちで、Xより前のmodは、順にー1,1,ー2,2,1,0,3,ー1,4,3,ー1,2となります。これらを足し合わせて、且つmod10が0となる点を求めると、X=9となります。
9でから、本選択肢が正解です。
modでの10進法に関する基礎的な問題といえます。
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