技術士 過去問
令和5年度(2023年)
問23 (基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問5)
問題文
タンパク質に関する次の記述の、( )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
タンパク質は( ア )が( イ )結合によって連結した高分子化合物であり、生体内で様々な働きをしている。タンパク質を主成分とする( ウ )は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、アミラーゼは( エ )を加水分解する。
タンパク質は( ア )が( イ )結合によって連結した高分子化合物であり、生体内で様々な働きをしている。タンパク質を主成分とする( ウ )は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、アミラーゼは( エ )を加水分解する。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 問23(基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
タンパク質に関する次の記述の、( )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
タンパク質は( ア )が( イ )結合によって連結した高分子化合物であり、生体内で様々な働きをしている。タンパク質を主成分とする( ウ )は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、アミラーゼは( エ )を加水分解する。
タンパク質は( ア )が( イ )結合によって連結した高分子化合物であり、生体内で様々な働きをしている。タンパク質を主成分とする( ウ )は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、アミラーゼは( エ )を加水分解する。
- ア:グルコース イ:イオン ウ:酵素 エ:デンプン
- ア:グルコース イ:ペプチド ウ:抗体 エ:セルロース
- ア:アミノ酸 イ:ペプチド ウ:酵素 エ:デンプン
- ア:アミノ酸 イ:ペプチド ウ:抗体 エ:セルロース
- ア:アミノ酸 イ:イオン ウ:酵素 エ:デンプン
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
タンパク質に関する高校化学基礎程度のレベルが問われています。
タンパク質は( アミノ酸 )が( ペプチド )結合によって連結した高分子化合物であり、生体内で様々な働きをしている。タンパク質を主成分とする( 酵素 )は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、アミラーゼは( デンプン )を加水分解する。
タンパク質は生体を構成している分子で、様々なアミノ酸がペプチド結合によって結びつくことで様々な機能を持ちます。酵素は生体内の化学反応を促進する生体触媒です。一方抗体は体内に侵入した異物(抗原)を排除する役割を担うタンパク質です。
アミラーゼはデンプンを分解します。セルロースを加水分解する酵素にはセルラーゼなどがあります。(覚える必要はありません)
以上からこの選択肢が正解です。
知識レベルとしては高くありませんので、知らなかった人は覚えておきましょう。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
02
高校レベルの生物学に関する問題となります。
タンパク質は、アミノ酸をペプチド結合して生成されます。また酵素は生体触媒ともいわれ、アミラーゼは、でんぷんを加水分解します。
冒頭の説明より、本選択肢が正解です。
タンパク質に関する基本問題ともいえます。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
(ア)タンパク質を構成する基本単位
タンパク質はアミノ酸がつながってできた高分子化合物です。
グルコース(ブドウ糖)は炭水化物の構成単位であり、タンパク質の構成単位ではありません。
(イ)アミノ酸の結合の種類
アミノ酸同士はペプチド結合(-CO-NH-)によって連結します。
イオン結合は無機塩や金属化合物に見られる結合であり、タンパク質の基本的な結合ではありません。
(ウ)タンパク質を主成分とするもの
酵素はタンパク質が主成分であり、生体内の化学反応を促進する触媒です。
抗体もタンパク質ですが、これは免疫に関与するものであり、生体触媒の役割ではありません。
(エ)アミラーゼが分解する物質
アミラーゼはデンプンを分解する酵素です。
セルロースを分解するのはセルラーゼであり、アミラーゼとは異なります。
適切です。
もし迷った場合は、「この語句は明らかに間違いだ」と思うものを消去していく方法が有効です。
例えば、「アミラーゼがセルロースを分解する」という記述は明らかに間違いなので、そこから選択肢を絞ります。
また、「イオン結合」はタンパク質に関係ないので、「イ」がペプチドである選択肢を優先します。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問22)へ
令和5年度(2023年) 問題一覧
次の問題(問24)へ