調理師の過去問
平成24年度
調理理論 問49

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問題

調理師試験 平成24年度 調理理論 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

食器に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
  • 磁器は、高温で焼いたもので、素地が緻密で叩くと金属音がする。
  • 陶器は、素地に釉薬(ゆうやく)をかけて焼いたもので、吸湿性がある。
  • ガラス器は、透明で熱に弱く、耐熱性のものはない。
  • 木製品は、耐性が低く、食器には適さない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は(1)です。

陶器と磁器の違いは、「陶器は土」「磁器は石」と例えられることで判ります。

(2)陶器は吸水性はありますが、吸湿性はありません。

(3)耐熱ガラスの食器があります。

(4)木製食器もあります。

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02

正解は(1)です。

(1)正解です。磁器は、石粉を原料としており、高温で焼かれるため、叩くと金属音がします。

(2)誤りです。陶器は、粘土を原料とした素地に釉薬をかけて焼いたものです。素地自体は吸湿性がありますが、釉薬をかけることで水が浸透することを防ぐことができます。

(3)誤りです。ガラス器にも、ホウ珪酸ガラスでできた耐熱ガラスがあります。

(4)誤りです。木製品は、熱を通しにくく、保温性に優れており、軽いことから食器に利用されることが多い製品です。

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03

正解は 1 です。

 磁器と陶器の違いはまず原材料の違いです。陶器にはカオリンという物質を含まない粘土を使い、磁器はカオリンを主成分としている磁土を使います。この長石などが変質して生成されるカオリンの有無がもっとも違いに影響を与え、カオリンが多いほど高温に耐え、焼成温度は陶器より磁器のほうが高くなります。
 製品になった際の違いは、磁器は白みがかり光が透過し、ガラス状の質感を持ちます。吸水性はまったくありません。指で弾くと甲高い金属のような音がします。陶器は素焼き以外は釉薬を用いますので色は様々です。透過性はなく、若干の吸水性があります。素焼きだけは若干の吸湿性もあります。指で弾いた際には鈍い音がします。

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04

正解は(1)になります。
陶器は温まり難く、冷め難いです。その為、煮込み物や鍋料理に利用されます。(3)のガラス製品は種類に寄って耐熱性が強い食器も存在します。(4)の木製の食器は丈夫な食器も存在します。

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