調理師の過去問
平成23年度
公衆衛生学 問11
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問題
調理師試験 平成23年度 公衆衛生学 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
衛生統計に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
- 平均寿命とは、0 歳における平均余命のことである。
- 我が国の平成 21 年の総人口に占める老年人口の割合は 32.0%である。
- 乳児死亡率は国勢調査のデータを基にしている。
- 合計特殊出生率は、女性 1,000 人に対する出生数のことである。
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この過去問の解説 (4件)
01
(2)23%です。
先進国で20%を超えているのは、日本だけです。
(3)乳児死亡率は、年間の1000出産当たりの生後1年未満の死亡数です。国勢調査は関係ありません。
(4)合計特殊出生率は、一人の女性が一生に産む子供の平均数です。
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02
この問題の分野は衛生統計といいます。衛生統計には人口静態統計と人口動態統計の二種類っがあります。人口静態統計とは一時点の人口の状態を見たものです。国勢調査を元にしています。続いて人口動態統計とは一定期間(一年間)の人口の動きをみたもので、厚労省が集計分析しています。
以下区分と頻出する種類を紹介します。
-人口静態統計ー
・国勢調査=5年ごとの10月1日午前0時現在の人口の状態について全国で調査します。総務省が実施します。
・年齢3区分=人口を年齢で区分けする時に使用します。年少人口(0~14歳)、生産年齢人口(15~64歳)、老年人口(65歳以上)の3区分です。
・少子高齢化社会=年少人口が少なく老年人口が多いことです。
-人口動態統計ー
・合計特殊出生率=一人の女性が生涯に産む子供の平均。
・乳児死亡率=出生1000件に対しての1歳未満の乳児死亡数。
・死因構造=死因順位第一位は悪性新生物(癌)です。
・平均寿命=0歳児の平均余命。
上記のうちどれかは毎回必ず出題されています。
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03
(1)正解です。平均寿命とは、0歳の者があと平均して何年生きられるかを示した数値のことです。
(2)誤りです。平成 21 年の総人口に占める老年人口割合(65歳以上の者)は、22.7%です。高齢化率が7〜14%を高齢化社会、14〜21%を高齢社会、21%以上を超高齢化社会と呼びます。
(3)誤りです。国勢調査は、人口およびその性別や年齢、配偶の関係、就業の状態や世帯の構成のデータを調べるものです。乳児死亡率は、1年間の1000出産あたりの生後1年未満の死亡数であり、国勢調査には含まれません。
(4)誤りです。合計特殊出生率は、15〜49歳までの女性の一人が、一生に間に生むとした子供の数です。
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04
が正解です。
(2) × 平成21年の老年人口(65歳以上の人口)は総人口の22.7%で、まだ30%には達していません。
ちなみに平成28年も27.3%で、30%には達していません。年々高齢化が進んでいるため、30%に達するのは2025年ごろではないかと推測されています。
(3)× 乳児死亡率は、年間の出産1,000件あたりに対し、1歳未満で死亡する乳児の人数をあらわしたものです。
「国勢調査」ではなく、厚生労働省が集計する「人口動態統計」のデータをもとに算出しています。
(4)× 合計特殊出生率は、15~49歳の女性を対象に、1人が一生に出産する子供の数の平均をあらわしたものです。
問題文は、ただ「女性」とありますが、正しくは、出産可能な年齢の「15 ~ 49 歳までの女性」でなければならないところがポイントです。
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