調理師の過去問
平成23年度
食品衛生学 問39

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 平成23年度 食品衛生学 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

合成樹脂製の器具・容器包装に関する記述について、誤っているものを一つ次の中から選びなさい。
  • フェノール樹脂(PF)は、皿や汁椀に用いられている。
  • シリコン樹脂(SI)は、乳首やパッキンに用いられている。
  • ポリカーボネート(PC)は、金属缶の内面塗装に用いられている。
  • ポリエチレンテレフタレート(PET)は、飲料ボトルに用いられている。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は(3)です。

(1)フェノール樹脂(PF)は、耐熱性、難燃性があるため、鍋の取っ手や汁碗に使用されます。

(2)シリコン樹脂(SI)は、撥水性があり、柔軟で、乳首やパッキンに用いられていいます。

(3)問題はこれが正解です。ポリカーボネート(PC)は透明性、耐熱性、難燃性があり、自動車のレンズや食器、ゴーグルなど様々なものに使用されます。金属缶の内面塗装に用いられるのは、エポキシ樹脂です。エポキシ樹脂は、硬化すると金属との密着性や耐食性を有します。

(4)ポリエチレンテレフタレート(PET)は、耐熱・耐寒性、透明性があるため、飲料ボトルやフィルム、衣料繊維などに使用されます。

参考になった数156

02

正解は 3 です。

 「ポリカーボネート」は透明性・耐衝撃性・耐熱性・難燃性・寸安定性などにすぐれた素材です。
 またその性能にくらべて安価なために、我々の身の回りにも大量に使用されています。調理に関係がありそうなものですと、哺乳瓶や食器など、ガラスの代用としてよく使用されています。もっとも目につくのはCDやDVD等の光学ディスク、これもポリカーボネートです。

参考になった数14

03

正解は(3)です。

(1)漆風の器などが作られます。

(2)柔らかく変形するのが特徴です。

(4)ポリエチレンテレフタレートは、ペットボトルの原料です。

参考になった数11

04

金属缶の内面は「エポキシ樹脂」が塗装され、金属の腐食を防ぎ、金属の成分が食品中に溶け出すのを防いでいます。
エポキシ樹脂は耐水性・耐熱性にすぐれた合成樹脂です。

ポリカーボネート(PC)は、耐衝撃性、耐熱性にすぐれ、軽量で透明性が高いプラスチックの一種です。
食器、文房具、医療機器、工業用の部品やカバーなどに幅広く用いられています。

よって(3 )ポリカーボネート(PC)は、金属缶の内面塗装に用いられている。
を選択するのが正解です。

(1)× 問題文のとおり、フェノール樹脂(PF)は、皿や汁椀に用いられているので、解答には選択しません。
フェノール樹脂は歴史の古いプラスチックで、食器のほか工業や医療など幅広いジャンルで用いられています。

(2)× 問題文のとおり、シリコン樹脂(SI)は、乳首やパッキンに用いられているので、解答には選択しません。
シリコーンゴムとも呼ばれ、柔軟性があります。食品衛生法ではゴムに分類されています。

(4)× 問題文のとおり、ポリエチレンテレフタレート(PET)は、飲料ボトルに用いられているので、解答には選択しません。
ペットボトル、フリース、フィルムなどに用いられるプラスチックです。ペットボトルという名前は、PETを使っていることに由来しています。

参考になった数9