調理師の過去問
平成26年度
食品衛生学 問41
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問題
調理師試験 平成26年度 食品衛生学 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
器具・容器包装に使われるプラスチックに関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- フェノール樹脂は耐熱性があるので、鍋の柄や汁椀に使われている。
- 熱可塑性樹脂は、成型後に加熱すると軟化して変形しやすい。
- ポリエチレンテレフタレートは、清涼飲料水のボトルに使われている。
- 燃やしても、ヒトや環境に害を及ぼす有毒物質が発生することはない。
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この過去問の解説 (3件)
01
(1)フェノール樹脂は、耐熱性、難燃性があり、鍋の取っ手や汁碗に使用されます。
(2)熱可塑性樹脂は、加熱により軟化するため、加工がしやすい物質です。
(3)ポリエチレンテレフタレートは、耐熱・耐寒性、透明性があり、ボトルやフィルム、衣料繊維などに使用されます。
(4)問題はこれが正解です。プラスチックは不完全燃焼により、ダイオキシン等の有害物質が発生することがあります。したがって、問題文は誤りとなります。
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02
①フェノール樹脂は耐熱性(150℃)、耐酸性、耐油性、耐アルカリ性(若干弱い)、電気絶縁性などに優れているため、鍋の取っ手や汁椀など調理器具の様々な部分で使用されています。
②熱可塑性樹脂は熱を加えると容易に形が変形します。加工には便利な樹脂ですが、耐熱性がないため誤って熱を加える溶けてしまいます。
③ポリエチレンテレフタレートは一般的にPETと表示されています。清涼飲料水に限らず、日々の生活用品のありとあらゆる物に使用されています。
④アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン樹脂など、燃焼で有毒ガスを発生させるプラスチック製品は数種類あります。また熱でホルムアルデヒドを放出するものもあり、調理器具の誤った使用などには注意が必要です。
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03
プラスチックとは、我が国における合成樹脂の総称のことです。
合成樹脂には様々な種類がありますが、そのうちのいくつかは、燃焼することで、人体に有害なガスを発生させることが知られています。
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