調理師の過去問
平成28年度
食品衛生学 問35
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問題
調理師試験 平成28年度 食品衛生学 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
経口感染症に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 感染症が発生するためには、感染源、経路、非感受性の三要因が必要である。
- 近年の腸チフス感染患者は、多くは国内感染者である。
- コレラ菌は、食品衛生法施行規則の改正に伴い食中毒の病因物質に加えられた。
- パラチフスは、人畜共通感染症である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1999年に「食品衛生法施行規則」の食中毒の病因物質にコレラ菌が追加されました。
同時に赤痢菌、チフス菌、パラチフスA菌の計4菌が追加されています。
(1)× 経口感染で感染症が発症するには、感染源、感染経路、感受性の3要因が必要です。
「感受性」ではなく「非感受性」となっているので×です。
(2)× チフスは、発展途上国を中心に海外へ渡航中に感染することがほとんどです。
(4)× パラチフスはヒトのみに感染します。チフス同様に、海外での感染が一般的です。
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02
問題文は「非感受性」と書かれているので注意しましょう。
(2)× 日本国内での腸チフス患者数は、衛生環境の整備に伴い激減しています。
しかし、いまだに東南アジアやアフリカ諸国などの発展途上国で流行を繰り返しており、発症者のほとんどは海外で感染しています。
(3)○ 正解です。
平成11年(1999年)の食品衛生法施行規則の改定により、食中毒の病原物質としてコレラ菌、チフス菌、赤痢菌、パラチフスA菌の4つが新たに加えられました。
(4)× パラチフスはヒトにのみ感染します。
海外、特に発展途上国での感染が多く、腸チフスに比べると軽症で済む場合が多い感染症です。
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03
1.非感受性ではなく感受性(感染を受ける可能性がある人)の為誤りです。
この成立された要因を防げば経口感染症は予防できるとされています。
2.患者の多くは、国外で感染し帰国後発生している為誤りです。
腸チフスは、予防ができる病気とされており、国外旅行者や国外勤務者はワクチン注射が推奨されています。
3.食品衛生法施行規則の改正に伴い食中毒の病因物質に加えられた為正解です。
平成11年に、コレラ菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフスA菌の4菌が追加されました。
4.パラチフスは、人畜共通感染症ではなく、人から人への感染症の為誤りです。
国内発生者は低く、殆どがアジア・アフリカ等からの帰国後発生しています。
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