調理師の過去問
平成28年度
食文化概論 問58
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問題
調理師試験 平成28年度 食文化概論 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
日本料理の特徴に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- 素材の持ち味を生かして薄味で調味する。
- 五感すべてで味わう料理である。
- 切る、煮るといった基本的な調理操作によって素材の持ち味を引き出す。
- 食器の美はそれ自体にあるのであって、料理を引き立てるという意識は低い。
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この過去問の解説 (3件)
01
4 . 食器の美はそれ自体にあるのであって、料理を引き立てるという意識は低い。
となります。よって4を選択するのが正解です。
日本料理の繊細な盛り付けを引き立てるため、料理に合わせて美しい食器を選ぶことは、もちろん欠かせません。
(1)記述は正しいので選択しません。
日本料理は素材の味を生かして薄味で調理するのが特徴です。
(2)記述は正しいので選択しません。
香り、食感、見た目など、五感(味覚・視覚・嗅覚・聴覚・触覚)を使って楽しむものです。
(3)記述は正しいので選択しません。
五法(切る、煮る、焼く、揚げる、蒸す)によって、素材の持ち味を生かします。
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02
・器自体の美しさも、器に合った料理を盛ることで引き立たせる為誤りです。
・日本料理
五法・五味・五色・五適・五覚と言われています。
五法
「生食」(切る)、「煮る」、「焼く」、「蒸す」、「揚げる」の5つの調理法です。
五味とは?
「酸味」、「苦味」、「甘味」、「辛味」、「塩味」という5つの味になります。
五色
白、黒、黄、赤、青(緑)の5色のことです。黒塗りのお盆や朱塗りのお椀、料理に添えられる葉や花なども含まれます。
五適
適温・適材・適量・適技・適心と言われています。
「適温」温かいものは温かく、冷たいものは冷たくという事です。
「適材」年齢や性別に合った素材を使いことです。
「適量」適当な量であることです。
「適技」適度に手を加えることです。
「適心」おもてなしの心のことです。
五覚
「五感」のことで視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚です。
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03
日本料理には、
・薄い味付け
・見た目、香り、食感、喉越しなど、五感をすべて使って楽しむ
・切る、煮る、焼く、揚げる、蒸すの五法を用いて調理する
などの特徴があります。
選択肢の中で誤っているのは、
(4)食器の美はそれ自体にあるのであって、料理を引き立てるという意識は低い。
です。
日本料理の美しい盛り付けをより引き立たせるためには、食器選びも大変重要なポイントになります。
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