調理師の過去問
平成29年度
公衆衛生学 問9

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

2 . 水道法の水質基準によると、大腸菌は検出してはならない。
が正解です。

上水道は、水道法によって規定されている水質基準をクリアしていなければなりません。
51項目の基準値が規定されており、そのうち大腸菌は「検出されないこと」が基準とされています。
大腸菌の有無は、糞便による汚染の指標となっています。

(1)× 水道中のトリハロメタンは、水道に含まれる消毒の残留塩素が変化したものです。発がん性があると言われています。

(3) × 水や食品の汚染で経口感染を起こすことのある原虫「クリプトスポリジウム」は、熱に弱いので煮沸で死滅させることができます。
生水を飲む時には感染に注意が必要です。

(4)× クリプトスポリジウムは塩素に耐性があり、塩素消毒で死滅させることができません。
水道水から検出されることはめったにありませんが、過去に何らかの理由で上水道に混入し集団感染が起こっています。

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02

正解は(2)です。

(1)× トリハロメタンは浄水場での塩素消毒の際水中の有機物と反応して生成されます。

(2)○ 水道法において、大腸菌は検出されないこと、とされています。

(3)× クリプトスポリジウムは熱に弱い原虫です。1分以上の煮沸で死滅します。

(4)× クリプトスポリジウムは塩素に対する耐性があるため、塩素消毒は有効ではありません。

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03

2が正解です。

1.オゾン処理により生じたものではない為誤りです。トリハロメタンは、浄水場などで塩素消毒を行った際、有機物が含有されていると発生します。

2.水道法第4条の規定にある
「水質基準に関する省令」で水質基準に適合することが必要となっており、大腸菌は検出されないこととなっている為正解です。

3.煮沸により死滅するため誤りです。

4.通常の塩素消毒で死滅しない為誤りです。
細菌とは違い、耐性があるため死滅しません。

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