調理師の過去問
平成29年度
公衆衛生学 問10

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問題

調理師試験 平成29年度 公衆衛生学 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

休養とストレスに関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 山登りなど肉体的なことでも、休養効果は高いものがある。
  • 長期休暇中に出勤し気ままに過ごすことでも、休養効果を得る。
  • ストレスの原因(ストレッサー)は、心理的なものを指し、物理的なものは指さない。
  • ストレス病の発症は環境要因によるもので、個人的な因子はほとんどない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 山登りなど肉体的なことでも、休養効果は高いものがある。
が正解です。

運動には、体の血行を促進して、脳神経やからだの機能をリフレッシュさせる効能があるためです。
また、山登りの場合だと、景観を楽しむ、達成感を味わうといった心理的な良い効果もあります。

(2)× 仕事のことは気にせず、休暇をすることが大切です。
休暇期間と労働時間はしっかり分けるのが基本です。

(3)× ストレッサーは心理的なものだけではありません。
代表的なストレッサーには、次の種類が知られます。

心理的なストレッサー…緊張、不安、悩みなど
物理的なストレッサー…寒暖差、騒音、悪臭など
生理的なストレッサー…疲労、病気など

(4)× ストレス病は、ストレスを受けることで心身の機能が乱れて発症する病気です。
よく知られるものに、心身症、自律神経失調症、過敏性腸症候群などがあります。

環境要因(外部から受けるストレス)だけでなく、個人的な因子(年齢、性別、性格、行動パターンなど)も関係します。

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02

1が正解です。

1. 山登りなど肉体的なことでも、休養効果は高いものがある為正解です。

・ストレスは脳で感知されますが、きれいな景色を見たり、自然に触れることで、セロトニンというホルモンが出て、脳がリラックスします。
また、肉体的な運動をすることで、セロトニンが分泌されやすくなります。

2. 長期休暇中に出勤し、気ままに過ごしても休養を得る事はない為誤りです。

・休暇は体を休めるものである為、気ままに過ごしても職場では、心身ともに休養にはなりません。

3.物理的なものもある為誤りです。

・物理的   →暑さ、寒さ、騒音、混雑等。
・心理、社会的→人間関係、仕事、家庭の問題等。
・化学的   → 公害物質、薬物等。

4.個人的な因子もある為誤りです。

・個人的な因子とは、年齢、性別、個人の価値観や考え方などになります。

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03

(1)○ 運動はストレス解消にとても有効と言われています。

運動して筋肉を動かすことにより、体の隅々まで酸素を運ぶことができ、また筋肉を使うことによって筋肉は柔らかくなり、緊張状態を解くことができます。

(2)× 休日は仕事から完全に離れることが大切です。

(3)× ストレッサーとは、生物に何らかのストレスを与える刺激のことを指します。

心理的なものだけでなく、物質的なストレッサー(暑さ、寒さなど)もあるので覚えておきましょう。

(4)× ストレス病とは、ストレスが原因で心や体に何らかの症状が出てくる病気のことです。

環境的な要因(幼少時の体験、人間関係のトラブルなど)だけでなく、個人的な因子(疲労やホルモンバランスなど)もストレス病の発症に関係しています。

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