調理師の過去問
令和元年度
食品学 問14
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問題
調理師試験 令和元年度 食品学 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
食肉に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- と体から皮と内臓、頭や四肢先端、尾の部分を除去したものを精肉という。
- 食肉に含まれるミオグロビンの量は、肉の色に関係する。
- エラスチンは、食肉の主要なうま味成分である。
- 生後 1 年未満の子羊肉をマトンと呼ぶ。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:と体は動物の死体のことをいいます。
精肉とは十分に吟味した上等の肉、直接調理できるように形を整えた食肉のことをいいます。
問題の文章ではまだ途中の段階なので、不正解になります。
2:ミオグロビンは、肉や赤身の魚の色です。加熱により灰褐色に変わります。
⇒よって正解です。
3:エラスチンは、コラーゲン同士を結びつける働きをもつ繊維状のたんぱく質をいいます。
食肉の主要なうまみ成分は「イノシン酸」です。
4:生後1年未満の子羊を「ラム」、正羊肉を「マトン」といいます。ラム肉は軟らかく、くさみが少ないので、ジンギスカンなどに利用されます。
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02
食肉とは、食用に加工処理した畜肉のことです。主に牛・豚・鶏・羊(マトン/ラム)などがあります。
食肉は卸売業者の段階で、と体→枝肉→正肉→精肉に加工処理します。
(1)と体:と畜された動物の体。
(2)枝肉(えだにく):と皮・内臓・頭・足・尾などを取り除き、分割した状態の肉。
(3)正肉(しょうにく):枝肉を小さく分割し、骨やリンパ節など食べられない部分を取りのぞいた肉。
(4)精肉(せいにく):正肉を、消費者が食べやすいようスライス・カットしたもの。
各選択肢については、以下のとおりです。
1. 「と体から皮と内臓、頭や四肢先端、尾の部分を除去した」段階は精肉ではなく「枝肉」なので、誤りです。
2.正解です。食肉の赤い色は、食肉のたんぱく質に含まれる「ミオグロビン」によるものです。ミログロビンが酸化して鮮やかな赤色になります。
牛肉はミオグロビンが多いので、豚肉よりも赤い色をしています。
3 .エラスチンは、うま味成分ではないので誤りです。食肉の主要なうま味成分はイノシン酸・グルタミン酸・オレイン酸などです。
エラスチンは皮膚や血管に含まれる線維状のタンパク質です。
4 .生後 1 年未満の子羊肉は、マトンではなく「ラム」と呼ぶので誤りです。マトンは生後1年以上の羊のことです。
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03
1.精肉とは、と体(動物の死体)から皮と内臓、頭や四肢先端、尾の部分を除去し、食用に精選したものをいいます。
2.ミオグロビンは、肉や赤身魚に含まれる色素たんぱく質です。
食肉に含まれるミオグロビンの量は、肉の色に関係しています。
3.エラスチンは、主にコラーゲン同士を結びつける、弾力性を持つ繊維状のたんぱく質です。
食肉の主要なうま味成分は、イノシン酸及びグルタミン酸です。
4.生後 1 年未満の子羊肉はラムと呼びます。
マトンは、生後1年以上の成長した羊肉です。
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