調理師の過去問
令和元年度(再試験)
公衆衛生学 問2

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問題

調理師試験 令和元年度(再試験) 公衆衛生学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

我が国の人口統計に関する記述で、(   )に入る語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

『( A )と( B )は、常に同じ値(数値)を示す。』
  • A:出生率 --------- B:合計特殊出生率
  • A:老年化指数 ----- B:従属人口指数
  • A:平均寿命 ------- B:0歳の平均余命
  • A:粗死亡率 ------- B:年齢調整死亡率

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.出生率とは、一定期間における人口に対する出生数の割合を指します。年齢及び性別の区別はありません。
合計特殊出生率とは、15歳から49歳の一人の女性が平均して生涯に産む子供の数を示します。年齢などが加味されいる分、合計特殊出生率のほうがより正確な指標だと言えます。

2.老年化指数とは、65歳以上の老年人口を、0歳から14歳の年少人口で割り、100をかけた指数で、高齢化の水準を表しています。
従属人口指数とは、15歳未満の年少人口及び65歳以上の老年人口を、15歳から64歳の生産年齢人口で割り、100をかけた指数です。生産年齢人口がその他の人口をどれだけ支えているかを表す指標です。

3.平均寿命とは、0歳児における平均余命を表しています。

4.粗死亡率とは、1年間の死亡数を人口で割った指数です。
年齢調整死亡率とは、年齢構成の違いを考慮して補正した死亡率です。
高齢者の多い集団では死亡率が高くなるため、年齢構成の異なる集団では粗死亡率を用いての比較は正確ではありません。

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02

正解は3です。

“「平均寿命」と「0歳の平均余命」は、常に同じ値(数値)を示す。”

【平均寿命】
0歳の時の平均余命。0歳の人が平均してあと何年生きられるか数値に表したものです。

【出生率】
人口千人あたりの子どもの出生数の割合。

【合計特殊出生率】
15~49歳の女性の出生率を年齢別に合計したもの。15~49歳の女性が一生に産む子どもの数を表す。

【老年化指数】
15歳未満の人口に対する65歳以上の人口の比率を表したもの。

【従属人口指数】
15~64歳の人口が、15歳未満と65歳以上の人口をどれだけ扶養しているか示したもの。

【粗死亡率】
人口千人あたりの死亡数。「死亡率」ともいう。

【年齢調整死亡率】
年齢構成を調整して算出した死亡率。基準となる集団の年齢構成に合わせ、集団全体の死亡率を算出する。


各選択肢については、以下のとおりです。

1 .「合計特殊出生率」は「出生率」のうち、15~49歳の女性が一生に子どもを産む数を表すものなので、両者は同じではありません。

2 .「老年化指数」は 5歳未満の人口に対する65歳以上の人口の比率を表したもの、「従属人口指数」は15~64歳の人口が、15歳未満と65歳以上の人口をどれだけ扶養しているか示したものなので、同じではありません。

3.平均寿命は0歳の平均余命のことなので、正解です。

4.「年齢調整死亡率」は年齢構成を調整して算出した死亡率(粗死亡率)のことで、両者は同じではありません。

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03

正解は3です。

1:出生率とは、人口1000人に対する年間の出生率のことです。平成29年には7.6となっています。
合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産む、子どもの平均数のことです。

2:老年化指数は、労働力が期待できない年少者100人に対する、高齢者の割合の動向を示すものです。
昭和50年では32.6でしたが、平成30年には230.8と、高齢者人口が多くなっていることがわかります。

従属人口指数は、100人の労働者が支える子どもと高齢者の数のことです。

3:平均寿命は0歳の平均余命をいいます。
⇒よって正解です。

4:粗死亡率(死亡率)は、人口1000人に対する年間の死亡数のことです。
年齢調整死亡率は、特定年の人口を基準に、年齢構成をそろえて算出するものです。

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