調理師の過去問
令和元年度(再試験)
調理理論 問45
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問題
調理師試験 令和元年度(再試験) 調理理論 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
砂糖に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- カラメルは、砂糖溶液を 140 °Cに煮詰めたものである。
- シロップは、砂糖溶液を 130 ~ 150 °Cに煮詰めたものである。
- フォンダンは、砂糖溶液を 160 ~ 170 °Cに煮詰めた後、40 °C程度まで冷却したものである。
- 飴(あめ)の結晶化を防止するため、食酢を加える。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.カラメルは、砂糖溶液を 160 °C以上で煮詰めたものです。140℃ではまだ透明な状態で、160℃~180℃で茶褐色となります。
プリンのソースなどに利用されます。
2.シロップは、砂糖溶液を 100 °C程度に煮詰めたものである。
無色透明で、冷たい飲料の加糖等に利用されます。
3.フォンダンは、砂糖溶液を 110~ 115 °Cに煮詰めた後、40 °C程度まで冷却したものです。
菓子、パンなどの砂糖衣に利用されます。
4. 飴に食酢を加えると、加水分解によりショ糖の一部が転化糖に変化します。転化糖は吸湿性があるため、飴の結晶化を防ぎます。
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02
1:カラメルは砂糖溶液を200℃近くまで煮詰めたものです。170~190℃で砂糖は分解し、褐色のカラメルになります。
2:シロップは砂糖溶液を103~105℃で煮詰めたものです。糖濃度が50~60%のため、冷えても結晶化しません。
3:フォンダンはドーナツやパンケーキの上にかかっている、白い砂糖のかたまりです。
砂糖溶液を106~107℃ほどに加熱し、40℃程度まで冷却したものです。
4:あめの結晶化を防止するために、食酢を加えるとよいです。砂糖はショ糖ですが、砂糖液に酢を加えて加熱すると、加水分解が起こり、ショ糖の一部が転化糖に変わるからです。
転化糖は吸湿性があるため、あめが再結晶するのを防ぎます。
⇒よって正解です。
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03
1.カラメルは、砂糖溶液を 160 °C以上で煮詰めたものです。140℃ではまだ透明な状態で、160℃~180℃で茶褐色となります。
プリンのカラメルソースなどに利用されます。砂糖自体を高温で溶かす手法をキャラメリゼと言います。
2.シロップは、砂糖溶液を 100 °C程度に煮詰めたものです。果物などをつけることで長期保存にも適しています。
3.フォンダンは、砂糖溶液を 110~ 115 °Cに煮詰めた後、40 °C程度まで冷却したものです。
菓子、パンなどの砂糖衣に利用されます。
4. ショ糖(スクロース)に酸を含んだ食酢を加えて加熱すると,ショ糖が分解してグルコースとフルクトースになります。その結果,結晶化を防止することで甘みが増し,美味しくなります。
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