調理師の過去問
令和元年度(再試験)
調理理論 問53

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問題

調理師試験 令和元年度(再試験) 調理理論 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

寒天ゼリーに関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 寒天は、あおさなどの緑藻類から抽出される。
  • 寒天で作る牛乳かんの寒天濃度は、3 ~ 5 %である。
  • 高温に再加熱しても溶解しない。
  • 果汁は、寒天溶液が 60 °Cくらいに冷めてから加える。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.寒天の原料は天草(テングサ)やオゴノリなどの紅藻類です。

2.寒天で作る牛乳かんの寒天濃度は、7~8%です。
牛乳に含まれるたんぱく質や脂質は、寒天のゲルを阻害する働きがあるため、食感が柔らかくなります。

3.寒天は高温で再加熱すると再度溶解します。

4.寒天は、酸を加えて加熱すると凝固形成が阻害され固まりづらくなります。
そのため、寒天を60℃程度まで冷やしてから果汁を加える事で固まりやすくなります。

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02

正解は4です。

1.寒天の原料は天草(テングサ)やオゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したものです。

2.寒天で作る牛乳かんの寒天濃度は、7~8%です。

3.寒天の凝固点は33℃~45℃、融点は85℃~93℃が一般的である。このように凝固温度と融解温度が異なることをヒステレシス(Hysteresis)と呼び寒天の大きな特徴となっています。

4.寒天は、酸を加えて加熱すると凝固形成が阻害され固まりづらくなります。一旦、60度まで冷やしてから果汁を加えると固まりやすいです。

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03

正解は4です。

1:寒天は、テングサ・オゴノリなどの海藻から抽出されたものです。

2:牛乳かんの寒天濃度は7~8%です。牛乳に含まれる脂質とたんぱく質は、ゲル化を阻害する働きがあるため、ゲルが柔らかくなります。

3:寒天ゼリーは濃度が0.5%だと78℃、2%だと
81℃で溶解します。(80~90℃)よって高温で再加熱すると溶解します。

4:寒天を果汁と一緒に加熱すると、果汁に含まれる酸の作用により、凝固力がなくなります。
果汁を加えるときは、寒天溶液の温度が50~60℃に下がってから果汁を混ぜるようにします。
⇒よって正解です。

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