調理師の過去問
令和2年度10月実施分
公衆衛生学 問6

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問題

調理師試験 令和2年度10月実施分 公衆衛生学 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

過去30年以上連続して死因別死亡率で第1位となっている疾病として、正しいものを一つ選びなさい。
  • 心疾患
  • 悪性新生物(がん)
  • 肝疾患
  • 脳血管疾患

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

がん(悪性新生物)は、昭和56年(1981年)以降、死因第1位を継続しています。また、がんで死亡する人も増加し続けています。


平成30年の死因順位と全死亡者に占める割合

第1位 悪性新生物(腫瘍)  27.4%
第2位 心疾患(高血圧性を除く) 15.3%
第3位 老衰 8.0%

(厚生労働省「平成 30 年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況)より」


2位は昭和59年(1984年)まで脳血管疾患でしたが、昭和60年以降は心疾患が2位を継続しています。

3位は平成29年まで脳血管疾患でしたが、平成30年は老衰が3位になりました。

脳血管疾患は年々減少し、老衰は年々増加しています。医療の進歩と高齢化社会の加速に伴い、老衰で亡くなる人はさらに増えていくことも推測されています。


各選択肢については、以下のとおりです。

1 .心疾患は2位なので誤りです。

2 .悪性新生物(がん)は1位なので正解です。

3 .誤りです。肝疾患は、死因順位の10位以内にも入っていません。

4 .脳血管疾患は4位なので誤りです。

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02

正解は2です。

昭和60年から現在までの総死亡数に占める生活習慣病の割合の推移は、悪性新生物が1位です。

平成30年の死因別死亡率の順位は
1位:悪性新生物(がん)
2位:心疾患
3位:脳血管疾患
です。

がんの発生の原因はよくわかっていませんが、危険因子として、生活習慣・感染症・大気汚染等があげられます。

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03

正解は2です。

死因別死亡率で第1位となっている疾病として正しいのは悪性新生物(がん)です。死因別死亡率とは1年間に人口10万人あたり、死因別でどれくらいいるのかを示す数値になります。2013年では国民全体で見ると第1位が悪性新生物(がん)で28.8%です。他の疾病は第2位から第3位になります。尚、肝疾患は死因別死亡率としてはあまり高い順位ではありません。

その他の回答選択肢は以下の通りです。

回答1:心疾患は近年の死因別としては第2位で間違いです。

回答3:肝疾患は特に死因別死亡率の順位に含まれておらず、間違いです。

回答4:脳血管疾患は近年の死因別としては第3位で間違いです。

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