調理師の過去問
令和2年度10月実施分
調理理論 問56

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問題

調理師試験 令和2年度10月実施分 調理理論 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

オーブン(天火)の調理特性に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 自然対流式オーブンは、コンベクションオーブンよりも熱が伝わりやすい。
  • オーブンの熱の移動は、放射熱のみである。
  • 水蒸気併用時のスチームコンベクションオーブンは、100℃以上にならない。
  • オーブンは、庫内で食品を動かさずに全体から加熱することが可能である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

オーブン(天火)は、天板からの伝導熱、庫内の壁面からの放射熱、熱せされた空気の対流放熱によって、食品を動かさなくても全体を加熱することができます。

オーブンには、庫内の空気をかくはんしない「自然対流式オーブン」と、ファンで空気をかくはんさせる「コンベクションオーブン(強制対流式オーブン)」があります。

コンベクションオーブンのほうが熱風がかくはんされ、熱伝導率が高くなるので、短時間で加熱することができます。

蒸気発生装置が付いて、焼く、蒸すの機能を併せ持つ「スチームコンベクションオーブン」は、100℃以上の加熱水蒸気によって、さらに効率よく加熱調理をすることができます。


各選択肢については、以下のとおりです。

1.コンベクションオーブンのほうが 自然対流式オーブンより熱が伝わりやすいので「誤り」です。

2. オーブンの熱の移動は、壁面からの放射熱だけでなく、天板からの伝導熱や空気の対流によっても行われるの「誤り」です。

3.水蒸気併用時のスチームコンベクションオーブンは、100℃以上に加熱できるので「誤り」です。

4. オーブンは、庫内で食品を動かさずに全体から加熱することができるので「正解」です。

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02

正解は4です。

オーブンは、熱源からの熱と内部に入れた食品から出る水蒸気を利用して、食品を蒸し焼きにする器具です。

1:コンベクションオーブンは、庫内のファンで熱風を循環させてムラなく食材を加熱するオーブンです。外はカリッと、中までしっかり焼き上げたい料理に適しています。

自然対流式オーブンは、庫内全体の空気を熱伝導によって温める方式です。

焼き上がり時間は、熱風の強さによって変化し、熱風が弱いと食品の熱伝導が弱くなります。

よって、コンベクションオーブンの方が熱が伝わりやすいです。

2:オーブンの熱の移動は、伝導、対流、放射の3種類あります。

3:水蒸気併用時のスチームコンベクションオーブンは、設定温度を100~300℃の範囲内で調節することができます。

4:オーブンは、天板に食品を乗せて焼くため、食品を動かさずに全体を加熱することができます。

⇒よって正解です。

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03

正解は「オーブンは、庫内で食品を動かさずに全体から加熱することが可能である。」です。

選択肢1. 自然対流式オーブンは、コンベクションオーブンよりも熱が伝わりやすい。

自然対流式オーブンは熱が伝わりにくく時間が掛かるので誤りです。

選択肢2. オーブンの熱の移動は、放射熱のみである。

オーブンの熱の移動は熱源であるガスや電熱以外に食品から出る水蒸気があるので誤りです。

選択肢3. 水蒸気併用時のスチームコンベクションオーブンは、100℃以上にならない。

水蒸気併用時のスチームコンベクションオーブンは100℃以上になるので誤りです。

選択肢4. オーブンは、庫内で食品を動かさずに全体から加熱することが可能である。

オーブン(天火)の調理特性に関する記述で正しいものは「オーブンは庫内で食品を動かさずに全体から加熱することが可能である。」です。

オーブンは熱源であるガスや電熱からの熱と食品から出る水蒸気を利用して食品全体を蒸し焼きにする器具になります。

一度、庫内に入れた食品は動かさずに全体を加熱することが可能です。

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