調理師の過去問
令和2年度12月実施分
調理理論 問49

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問題

調理師試験 令和2年度12月実施分 調理理論 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

魚の調理に関する記述で、(   )に入る語句として、正しいものを一つ選びなさい。

『煮こごりは、煮汁に溶出した(   )が固まったものである。』
  • ゼラチン
  • ペクチン
  • ミネラル
  • 脂肪

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ゼラチン」です。

選択肢1. ゼラチン

魚の調理に関する記述で正しいものは「ゼラチン」です。煮こごりは魚の皮や骨を長時間煮ることでコラーゲン(たんぱく質)が分解されゼラチンとして溶け出し、冷えると「煮こごり」となって固まる状態のことを言います。

選択肢2. ペクチン

ペクチンは煮こごりとは関係がないので誤りです。

選択肢3. ミネラル

ミネラルは煮こごりとは関係がないので誤りです。

選択肢4. 脂肪

脂肪は煮こごりとは関係がないので誤りです。

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02

正解は1です。

煮こごりは、煮汁に溶出したゼラチンが冷えて固まったものです。

牛や豚の肉、骨、腱、または魚の皮や骨を長時間加熱すると、たんぱく質のコラーゲンがゼラチンに分解されます。

魚や肉の煮汁には皮や骨から溶け出したゼラチンが含まれるので、冷えると固まってゲル化します。この特性を生かして煮こごりという料理が作られています。

各選択肢については、以下のとおりです。

1 .正解です。煮こごりはゼラチンが冷えて固まったものです。

2 .誤りです。ペクチンはかんきつ類の果皮などに含まれるゲル化剤で、魚の煮汁には含まれません。

3 .誤りです。ミネラルに ゲル化する性質がありません。

4 .誤りです。脂肪にゲル化する性質がありません。

参考になった数21

03

正解は1のゼラチンです。

1:皮や骨のある魚を長時間煮ると、コラーゲンというたんぱく質がゼラチンに変化して、汁に溶け、冷えると煮こごりとなって固まります。

2:ペクチンは果実に含まれる食物繊維です。煮こごりと関係ありません。

3:ミネラルは煮こごりと関係ありません。

4:脂肪も煮こごりと関係ありません。

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