調理師の過去問
令和4年度
公衆衛生学 問7
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問題
調理師試験 令和4年度 公衆衛生学 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
疾病予防対策に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 早期発見による重症化予防は、一次予防である。
- 胃や肺のがん検診は、二次予防である。
- 感染症の予防接種は、三次予防である。
- 生活習慣の改善は、四次予防である。
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この過去問の解説 (3件)
01
疾病予防対策は一次予防・二次予防・三次予防の3段階に分類されています。
問題に出ている対策がどの段階に該当しているのか、正しい組み合わせを判断することが大切です。
【一次予防】
疾病の発生防止と健康増進が目的
⇒健康教育の推進、食生活や生活習慣の改善、予防接種などを行う。
【二次予防】
疾病の早期発見・早期治療が目的
⇒健康診査を行う。
【三次予防】
治療中の疾病の合併症や再発を防ぎ、早期社会復帰を目指す
⇒医療による診療・保健指導・リハビリテーションを行う。
早期発見による重症化予防は二次予防にあたるので、一次予防は間違いです。
胃や肺のがん検診は疾病を早期発見するための二次予防にあたるので、正解です。
感染症の予防接種は疾病の発症を防止するための一次予防なので、三次予防は間違いです。
生活習慣の改善は、健康増進や疾病の発症を防止するための一次予防なので、四次予防は間違いです。
なお、四次予防というワードを目にすることはありますが、疾病予防対策は3段階と定義されているので、少なくとも四次予防は正解の対象外になります。
一次予防はまだ健康なうちにとりたい対策、二次予防と三次予防はすでに健康に異常が出ている段階で必要になる対策といえます。繰り返し出題される問題なので、対策と段階の組み合わせは理解しておきたいです。
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02
予防医療には、一次予防・二次予防・三次予防の3つの段階があります。
一次予防とは日常的なケアを通して健康な状態を保ち、予防接種などで危険な病気にかからないようにすることです。
二次予防とは病気や病気のリスクを早めに発見し、早期治療に取り組むことです。
三次予防とは治療やリハビリで回復や再発防止を促しQOLの維持を図ることです。
×
早期発見による予防と治療は二次予防に当たるため×です。
〇
定期健診や人間ドッグなどは二次予防です。
従って〇です。
×
日常生活においてバランスのいい食事・適度な運動を心がけること、そして予防接種などで危険な病気を防ぐこと。
これらは一次予防にあたります。
従って×です。
×
四次予防とは再発防止の概念のことをいいます。
病気の悪化を防ぎ、治療の対象にならないようにするという考え方を表します。よって×です。
一次予防は疾病の予防、二次予防は早期発見、三次予防はリハビリテーション、四次予防は再発防止の概念を示します。
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03
正解は、「胃や肺のがん検診は、二次予防である。」です。
不正解です。
早期発見による重症化予防は、二次予防にあたります。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
正解です。
胃や肺の胃がん検診は、二次予防です。
したがって、上記の選択肢は正しいです。
不正解です。
感染症の予防接種は、一次予防にあたります。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
不正解です。
生活習慣の改善は、一次予防にあたります。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
予防医療に関する問いはよく出題されるので、対策とその目的は覚えておきましょう。
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一次予防:疾病の発生防止と健康増進が目的
(健康教育の推進、食生活や生活習慣の改善、予防接種など)
二次予防:疾病の早期発見・早期治療が目的
(健康診査など)
三次予防:治療中の疾病の合併症や再発を防ぎ、早期社会復帰を目指す
(医療による診療・保健指導・リハビリテーションなど)
四次予防:再発の防止
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