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調理師の過去問 令和4年度 公衆衛生学 問8

問題

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人口動態統計に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
   1 .
出生率は、女性の人口10万人に対する年間の出生数を示す。
   2 .
合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示す。
   3 .
乳児死亡率は、人口10万人に対する生後1週間未満の死亡数を示す。
   4 .
死亡率(粗死亡率)は、人口10万人に対する年間の死亡数を示す。
( 調理師試験 令和4年度 公衆衛生学 問8 )
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この過去問の解説 (3件)

54

人口動態統計とは、ある地域の1年間の人口の増減を調査した統計のことです。調理師試験では、出生率・死亡率・乳児死亡率・合計特殊出生率、平均寿命の求め方(計算式)が問われることが多いです。

そのうち、合計特殊出生率の対象年齢がよく出ます。合計特殊出生率ときたら15~49歳と覚えておくとよいでしょう。

選択肢1. 出生率は、女性の人口10万人に対する年間の出生数を示す。

出生率人口1,000人に対する出生者数のことなので、間違いです。

出生率=年間の出生者数/その年の人口×1,000

選択肢2. 合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示す。

合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数なので正解です。

選択肢3. 乳児死亡率は、人口10万人に対する生後1週間未満の死亡数を示す。

乳児死亡率は、出生1,000人に対する1歳未満で死亡した乳児の数なので、間違いです。

乳児死亡率=年間の乳児死亡数/年間の出生数×1,000

※なお、似ているものに新生児死亡率があり、こちらは出生1,000人に対する生後4週間未満の新生児死亡数で算出されます。

選択肢4. 死亡率(粗死亡率)は、人口10万人に対する年間の死亡数を示す。

死亡率(粗死亡率)は、人口1,000人に対する死亡者数なので、間違いです。

死亡率(粗死亡率)=年間の死亡者数/その年の人口×1,000

まとめ

衛生統計のうち人口動態統計に関する問題はよく出題されているので、過去問題を解いて種類や意義を頭に入れておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

人口動態統計とは、出生・死亡・婚姻・離婚および死産の5種類の「人口動態事象」を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としています。

選択肢1. 出生率は、女性の人口10万人に対する年間の出生数を示す。

×

出生率とは、人口千人に対する出生数の割合であり女性の人口10万人に対する年間の出生数を示すものではありません。

選択肢2. 合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示す。

合計特殊出生率は「15歳~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」です。

次の二つの種類があり、一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子供の数に相当します。

①「期間」合計特殊出生率/ある期間(1年間)の出生状況に着目したもの

②「コーホート」合計特殊出生率/ある世代の出生状況に着目したもの

一般的に用いられているのは①の「期間」合計特殊出生率です。

選択肢3. 乳児死亡率は、人口10万人に対する生後1週間未満の死亡数を示す。

×

乳児死亡率とは、生まれてから満1歳になるまでに亡くなってしまった子供の数をあらわした割合です。

生後1週間未満の死亡数ではありません。

従って×です。

選択肢4. 死亡率(粗死亡率)は、人口10万人に対する年間の死亡数を示す。

×

一定期間の死亡数を単純にその期間の人口で割った死亡率です。年齢調整をしていない死亡率という意味で「粗」という語がついています。

「人口10万人のうち何人死亡したか」で表現されます。

一定期間の死亡数のため年間という表現は間違い。従って×です。

まとめ

単語の意味とそれにまつわる数字の組み合わせを間違えないように覚えましょう。

0

正解は、「合計特殊出生率は、1人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示す。」です。

選択肢1. 出生率は、女性の人口10万人に対する年間の出生数を示す。

不正解です。

出生率は、人口1,000人に対する出生者数のことを指します。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

出生率=年間の出生者数/その年の人口×1,000

選択肢2. 合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示す。

正解です。

合計特殊出生率は、一人の女性が15歳から49歳までの間に産む平均的な子どもの数を示します。

したがって、上記の選択肢は正しいです。

選択肢3. 乳児死亡率は、人口10万人に対する生後1週間未満の死亡数を示す。

不正解です。

乳児死亡率は、出生1,000人に対する1歳未満で死亡した乳児の数を示します。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

似た言葉で、新生児死亡率というものもあります。

そちらとも区別がつくようにしておきましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

乳児死亡率=年間の乳児死亡数/年間の出生数×1,000

選択肢4. 死亡率(粗死亡率)は、人口10万人に対する年間の死亡数を示す。

不正解です。

死亡率(粗死亡率)は、一定期間の死亡数を単純にその期間の人口で割った死亡率を示します。

年間の数ではなく、一定期間の死亡数が正しいです。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

人口動態統計は、よく出題される問題のひとつです。

統計の名前年齢人数など組み合わせで覚えておきましょう。

問題に解答すると、解説が表示されます。
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